AIR JORDAN 5 RETRO × SUPREME(824371-201)

 2024-04-11 / 2942 view

air jordan 5 retro × supreme
伝説のブランドどうしのコラボ
1990年に発売されたエアジョーダン5(AJ5)は、前作に続き革新的なデザインを纏った一足だった。デザイナーは、今やファッション界の定番となった「ナイキ・エアマックス」の生みの親ティンカー・ハットフィールド氏。戦闘機のイメージして設計された同作は、透明でジャンプマンロゴが透けて見えるアウトソール(靴底)を採用し、凝ったアウトソールの先駆けとなった。
また、反射素材を使ったシュータンや、サイドのメッシュ素材は近未来を感じさせる。発売と同時にAJ5は爆発的な人気となり、アメリカではこのシューズをめぐる殺人事件や盗難事件まで起きたというから驚きだ。
エアジョーダンシリーズの中でも最もバリエーションの多いものの一つであるAJ5には、伝説的なストリートブランド「Supreme」とのコラボモデルが存在する。Supremeは、ニューヨークでセレクトショップのオーナーだったジェームス・ジェビア氏によって1994年に設立されたスケーターブランドで、カルバンクラインの広告にSupremeシールを貼るというパンクな広告で一躍ストリートの中心に躍り出た。また、様々なブランドとのコラボでも話題をさらい、カニエ・ウェストやクリス・ブラウン、ジャスティン・ビーバーなど名だたる海外セレブが愛用している。
 
air jordan 5 retro × supreme 黒
 二大ブランドの良いとこ取りスニーカー
そんな伝説的な二大ブランドどうしのコラボは、両者の持ち味を存分に生かした一足となっている。サイドのメッシュ部分には、はみださんばかりの「Sup」の文字。AJ5の代名詞ともいえるクリアソールのジャンプマンロゴに下にもSupremeロゴが入る。色は、ホワイト、ブラック、カモフラージュの三色展開だ。
シュータンの裏側にも、ジョーダンブランドとSupreme両方のロゴタグが入る。ちなみに、シュータン裏のタグが反転しているのはミスではなく、AJ5がリリースされた1990年当時、バスケットボールプレイヤーの間では、シュータンを折り返して履くのが普通で、その際に正しく見えるようにタグが反転されているそうだ。
ヒールサイドの「94」の刺繍は、Supremeの創設された1994年を表しており、両ブランドのアイデンティティが詰め込まれたデザインだ。
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シンプルでいて主張の強いデザイン
ホワイトとブラックのモデルは、本来のAJ5らしい正統的なデザイン。一方で、カモ柄モデルはストリートブランドの王道をゆくSupremeらしさを前面に出したモデルと言えるだろう。2015年に発売された「AJ5×Supreme」は、発売した瞬間にファンによる争奪戦が展開され、現在でもプレミア価格のつく入手困難な一足となっている。
ストリートブランドの中には、過激なデザインを特徴とし着こなしの難しいブランドも多くあるが、Supremeはシンプルなデザインの多いスケーターブランドの代表格とあってコラボモデルも使いまわしやすいデザインに仕上がっている。しかし、サイドのSupremeロゴとタンやヒールのジャンプマンが視界に入れば、誰もが振り返ること間違いなしだ。
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