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XL1200V SPORTSTER72 SEVENTY-TWOの車体
出典:http://www.webike.net/md/6460/

XL1200V、新たな王道

想像するハーレーやアメリカンスタイルのモデルそのままとも言える、2016年に誕生したセブンティツーの新モデル。さまざまなモデルを世に出して、モデルごとに顔を持つハーレーダビッドソンだが、そのなかでも特に象徴的なカスタムスタイルがチョッパーだ。

チョッパーの由来はチョップ(削りおとす)からくるといわれ、昔のアメリカでは、若者が盗んだバイクがもとのオーナーに認識されないように様々なパーツを削ぎ落としていったことが由来という説もある。

このXL 1200V セブンティーツーは、そんなカスタムシーン最盛期と言われる1970年代のアメリカに見られたチョッパースタイルをそのまま投影したモデルだ。

発表当時、『70年代のカスタムカルチャーにインスパイアされたナロースタイルのカスタムチョッパー』と題されたXL 1200V セブンティーツーXL 1200V セブンティーツーという名前には意味があり、「イーストロサンゼルスの伝説的なクルージングルート“ルート72”への敬意から」つけられた。

このモデルのエンジンには1.2リッター "Vツイン"(V型2気筒)を搭載。ハーレー乗りには堪らない小型のピーナッツタンクにミニエイプバーハンドル、クロームメッキのホイールに、購入した時に標準搭載のシーシーバー付き仕様。ボディの塗装にはハーレーダビッドソンが独自開発のキャンディーフレークを使用している。

XL1200V SPORTSTER72 SEVENTY-TWOの車体
出典:http://www.v-twinforum.com/forums/harley-davidson-sportster/203471-sportster-72-a.html

古き良きハーレーが欲しいなら

外装はクロームメッキ仕様のエンジンにキャンディーフレークのデザインが光を放つピーナッツタンクを装備、大きく持ち上げられたエイプハンガーがインパクトを強め、ホワイトリボンタイヤと、枚挙に暇がないほど魅力的なディテールで注目を集めているセブンティーツー。

2016年にリリースされたこのモデルの魅力を一つだけ取り上げるとすると、その足回りであろう。アイアンやフォーティーエイトと同じくセブンティーツーにも新しいサスペンションが採用されている。

フロントにはカートリッジダンピング方式のサスペンションを装備も心強い。他のモデルと乗り比べればその違いに気が付くだろう。また万が一のときに力を発揮するのが、ABS(アンチロックブレーキシステム)で、これも標準装備だから嬉しい。

しかし、セブンティーツーに乗り心地を求めてはいけない。操作時に腕を上に持ち上げられるエイプハンガーハンドル、足を前方に投げ出すフォワードコントロールもしかり、お尻を受け止めてくれない小さなそら豆シートと、お世辞にも乗りやすいとは言えない。

乗りやすさを求めるなら、他のモデルをおススメする。このモデルは見た目にこそ価値があり、スタイリッシュなそのフォルムを眺めていると70年代に回帰できる。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=wnAOcHWTdZU

躍動するアウトロー魂

ライダーとの一体感を追求した細身のフォルム、快適なハンドリングなどがもたらす軽快な乗り味で躍動感に満ちセブンティーツー。低回転からスムーズに吹き上がる、エアクールドエボリューションエンジン(1201cc)がパワフルな走りを実現させている。

70年代に産まれたガレージチョッパー達とはまた異なり、安心感のあるフロントブレーキとリアブレーキを備えていることでライディングの実用性を担保した。 ライディングの質を高めるテクノロジーがふんだんに盛り込まれつつも、華やかでインパクトのあるデザインは、まさに生粋のアウトロー魂を継承したモデルである。
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