Pittsburgh Steelers(ピッツバーグ・スティーラーズ)

 2024-04-18 / 314 view

Pittsburgh Steelers ロゴ

スーパーボウル史上最多優勝の名門チーム

1933年に創設されたピッツバーグ・スティーラーズは、NFLの中でも古い歴史を持つチームの一つである。チーム名の「スティーラーズ」は本拠地のピッツバーグが鉄鋼の町であることに由来する。スティーラーズは、6回のスーパーボウル制覇記録を持ち、これは全NFLチーム中で最多である。また、唯一スーパーボウル連覇(1974、1975と1978、1979)を記録したチームでもある。連覇を果たした1970年代は、スティーラーズにとって黄金時代といえる時代であった。当時、鉄壁を誇り、ジャック・ランバートやジャック・ハム、メル・ブラントらを擁するディフェンス陣は「スティール・カーテン(鉄のカーテン)」と呼ばれていた。また、1972年からは6年連続の地区優勝を成し遂げている。2005年と2008年にもNFLチャンピオンに輝き、名実ともにNFLの一流チームの一つである。近年は、守備陣の弱体化が叫ばれており、名門としての復活を賭けた正念場に立たされている。

Pittsburgh Steelers クオーターバック

数々の名選手たち

数々のタイトルが証明するように、スティーラーズは多くの優秀なプレイヤーを輩出してきた。これまでにコーチを含め20人以上が、スティーラーズからNFL殿堂入りを果たした。1970年代の好調を支えたのは、クオーターバック(QB)のテリー・ブラッドショーとランニングバック(RB)のフランコ・ハリスだ。両者は、キャリアを通じて4度のスーパーボウル制覇を成し遂げ、それぞれ1989年と1990年に殿堂入りを果たした。ブラッドショーは、1978年、1979年と2年連続でスーパーボウルMVPを受賞する快挙を成し遂げた。また、ハリスは、1975年の第9回スーパーボウルで当時最高の158ヤードにわたるボールキャリーを成し遂げ、アフリカ系アメリカ人として初めてのMVPを獲得している。
 スティーラーズの現在のエースは、QBのベン・ロスリスバーガー。2004年にドラフト1巡目で指名され、同年に新人王に選ばれた。身長195センチの恵まれた体格を生かした豪快なプレーが持ち味で、「ビッグ・ベン」という愛称で親しまれている。2005年には、前シーズンで引退を考えていたRB、ジェローム・ベティスに「来年、自分がスーパーボウルまで連れていく」と宣言し、達成。先発QBとして史上最年少でのスーパーボウル制覇を成し遂げた。

Pittsburgh Steelers タオル

ファンの熱狂的な応援スタイル

スティーラーズは選手だけでなく、熱心なファンを擁していることでも知られている。熱狂的なファンがテリブルタオル(Terrible towel)と呼ばれる黄色いタオルを振り回して応援する光景が有名で、一つのシンボルとなっている。NFLチーム中、5番目に古い歴史を持つスティーラーズは、後世まで語り継がれるビッグプレーを数多く残している。中でも最も知られているのは、「イマーキュレート・レセプション(Immaculate Reception)」と呼ばれるプレー。これは、1972年のプレーオフ、対レイダース戦で、ブラッドショーの投じたボールをジョン・フッカが取り損ね弾いたものの、そのボールをハリスがキャッチし、パス不成功だと判断して動けないレイダースのディフェンスをかいくぐってタッチダウンしたもの。英語でキリスト教用語の「無原罪の宿り(Immaculate Conception)」に引っ掛けて命名され、スティーラーズの本拠地では現在でも実物大の選手の模型によって同プレーを体感することができる。

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