XL1200C、信頼への道のり


スポーツスターの構造が大きく変わるのは1991年。
ミッション5速化を境に急速に進化を遂げていった。さらにチェーンドライブからベルトドライブ化したことで、バイクとしての耐久性が大きく向上したといわれている。

それまでハーレーは「壊れやすい」「調子がいいときが少ない」などといわれ続けてていたのだが、この頃から信頼性のあるエンジンを搭載したことで、以前に比べると格段にハーレー人気が高まってきたのだ。

歴史をひもといていくと、様々な構造変更がなされていることがわかった。
1994年にフレーム形状が大幅に変更され、1995~1996年にはメーターも電気式になり、タンク容量も現行のスタンダードサイズ(12.5L)となっていく。

2000年にはブレーキキャリパーが1ポッドから4ポッドへ変更。他にもいくつもの細かい部分でマイナーチェンジを繰り返し、スポーツスターとしての完成形が見えてきていることは明白である。




走りとスタイルにエボリューションを

そんな構造変更の歴史の中、1996年 XL1200Cが誕生し、発売されることとなる。  前後ともにローダウンされており、フロント21インチスポークホイル・リアにスロテッドディスクホイルを装備したファクトリーカスタムモデルとして世に誕生した。

ビッグツインモデルとは一線を画する独自のエボリューション・エンジンを搭載。現行モデルはすべてインジェクション仕様となっている。スポーツスターの1200ccモデルは883ccのツーリング性能を高めたタイプといった位置づけとなっている。

単純に高速走行性能だけ見比べると、明らかに1200ccモデルのほうが安定感に秀でていると実証されているのも事実である。走りの面のみならず、ファッション性やスタイリングにこだわりたくて、さらに「ツーリングも楽しみたい」という欲張りなオーナーに最適なモデルだと言えるのではなかろうか。

当然パワー感としてはビッグツイン系には及ばないものの、他メーカーの同じ程度の排気量の車両と比べれば、かなりトルクフルな乗り味だといえるだろう。コンパクトなクラシカルスタイル、発展途上のスポーツスターともいえるこのモデル。

「最初からカスタムベースとしてこのスポーツスターを購入した」という方も多く存在する。手に入れるときはほぼノーマルだったXLH1200C。フロントフォークやミッドステップ、キャストホイールなどはXL1200Sのパーツを流用し、ノーマルとは一味違う形状で独自のスタイルを主張していくなど。



このバイク、面白くて、飽きが来ない

さらに、コンパクトにまとめるために純正のリアフェンダーをカットして、小ぶりなエアクリーナーやハイライナーのマフラーなど、特徴のあるパーツを随所に散りばめた、いわゆる古き良きアメリカンテイストなチョッパーカスタムを好むオーナーにも人気の車種である。

ベースカラーに合わせてブラックアウトしたヘッドライトやトリプルツリー、キャンディーブルーのスモールタンク。それらが鮮やかなコントラストを生み出し、カラーリングにもこだわったカスタムを施していくのもいいかもしれない。

クラシカルな雰囲気を醸し出す完成度の高いカスタムはもちろんだが、このモデルを選択するオーナーのほとんどは「エンジンフィーリングが気に入っている」と満足気に語る方が多いようだ。2000回転を意識しながら、ガチャガチャ・ドコドコを大きな快音を響かせ、心地よいライディングを楽しみたい方にぴったりのバイクだ。

山のクネクネ道を走っているときなどは最高の気分にひたれることだろう。 バイクに乗せられているのではなく、本当にバイクを身体で感じて、乗りこなしている感覚を味わうことができる。 面白くて、飽きが来ないという長年愛用されてるオーナーも少なくない。
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