Los Angeles Angels of Anaheim(ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム)

 2024-04-09 / 530 view


Los Angeles Angels of Anaheim

天使たちのチームと21世紀の栄華

アメリカ西海岸カルフォルニア州アナハイム。ディズニーワールドでも有名なこの土地に、1961年にアメリカンリーグ新チームであるロサンゼルス・エンゼルスオブ・アナハイム(現名称)が創設された。
創設当初はドジャースタジアムを間借りして開催するなど経営が伸び悩んでいたものの、1971年にはノーラン・ライアンが移籍してその才能を開花させ、1973年にはノーヒットノーランを達成。またチームも1979年に初の地区優勝を果たした。
その後も1980年代に2度の地区優勝を経て、2000年には現在まで監督を務めるマーク・ソーシアが就任し。打撃面では主砲グラースが40本塁打を超え、他方では15勝投手のラモン・オルティズやジョン・ラッキーといった投手陣が安定した活躍を見せた。
そして2002年。地区2位ながらWCを獲得し、ディビジョンシリーズでヤンキースを、そしてワールドシリーズではジャイアンツに王手をかけられたが第6戦では0対5から8、9回に各3点をとって逆転勝利、第7戦もラッキーが6回自責1の好投があり、4対1で勝利、チーム初のワールドシリーズ制覇を成し遂げる。以降7年では5度の地区優勝を果たすというまさに黄金期を迎えた。


Los Angeles Angels of Anaheim

21世紀を代表する2人のスラッガー

2009年まで好調の波に乗っていたチームも10年以降になると低迷期を迎える。
しかしそんな現在のエンゼルスには低迷を感じさせない、21世紀のMLBを代表する2人のスラッガーがいる。
◆アルベルト・プホルス(36歳、ドミニカ共和国出身)
高校時代にアメリカに移住。当時から爆発的なパワーで周囲を驚かせ、その実力は88打席で55回敬遠されるほど。2000年にカージナルズに入団。MLBデビューとなった2001年には率.329 HR 37 RBI130と新人離れした成績を残し、ナ・リーグ新人王を満場一致で受賞。その後2005年からの5年間で3度のメジャーMVPを受賞、2012年まで12年間連続30本塁打、通算HR591などの記録も残している。2011年に10年2.5億ドルの大型契約でエンゼルスに移籍した。現役選手ながら殿堂入りが確実視されている選手の5人にも選ばれている。
成績からもわかるように世紀のパワーバッターであり、後ろ軸に体重を残すフォームは最も理想的なフォームともされている。パワーバッターにありがちな怪我が極端に少ないのも特筆すべき点である。
◆マイク・トラウト(25歳、アメリカ合衆国出身)
2009年に1巡指名でエンゼルス入り。2012年からMLBに昇格し、1年目で「30-30」を達成した史上初の選手になる。また最年少オールスター出場、新人賞を受賞など輝かしい1年目であった。2014年にはオールスターMVP、ア・リーグMVP、ハンクアーロン賞を受賞するなど23歳ながらMLBのトップバッターへと成長した。2015年には史上初の2年連続オールスターMVPに輝き、2016年には2度目のシーズンMVPを受賞。まだ25歳ということもあり、今後を最も有望視されている選手である。
プホルスのようなパワーバッターではなく、選球眼、走塁、パワー全てを備えたオールランダーである。それゆえOPSは毎年.900をゆうに超えてくる。またチームへの勝利貢献度もMLBトップである

Los Angeles Angels of Anaheim

現在のエンゼルスのスタイルとは

では現在のエンゼルスのプレイスタイルはどのようなものなのだろうか。
エンゼルスはアメリカというイメージとは対照的な「スモール・ベースボール」を掲げている。2016年は犠打の数はチーム4位の49を記録しており、このうち29がリードしている時であった。これとOBP14位、SLG、OPS22位と比べるとパワーチームでないことが顕著に表れる。また投手陣はWHIP25位とMLBの中でも不安材料が多いチームであり、先生に成功したとしても大量失点による敗北も目立つ。このように投手陣が不安定なので、2点目以上の期待値が低くなるスモールベースボール体制を今後も続けていくのかが来年の見どころとなる。

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