Kelty(ケルティ)

 2024-04-21 / 611 view

Kelty 寝袋
バックパックの生みの親、Kelty(ケルティ)がつくった寝袋

シンプルなデザインと機能性を兼ねたリュックサックが若者からの支持の集めているケルティ(Kelty)。様々なブランドとコラボレーションするなど、ファッション性が話題に上ることも多いが、アウトドア・フリークの間では「バックパックの元祖」と呼ばれ親しまれている、総合的なアウトドア・ブランドだ。
ケルティの歴史は、1952年、アメリカ・カリフォルニアの小さなガレージから始まる。山をこよなく愛するアウトドアマンだったティック・ケルティは、木製の骨組に帆布を使用していた当時のバックパックをどうにかできないものかと考え、建築家としての知識を生かし改良を重ねていた。やがて、アルミフレームにナイロン生地を使用するという画期的なアイディアを思いつき、大幅な軽量化に成功する。その他にも、ウエストベルトやテンションさせた背部など、現在のバックパックのスタンダードとなる構造を発明。プロのクライマーからも注目を集め、数々の偉業の傍らには必ずと言っていいほど、ケルティのバックパックがあった。ティック・ケルティがいなかったら、「バックパッカー」という文化は発生し得なかったかも知れない。
Kelty シュラフ
「たかが寝袋、されど寝袋」を体現するケルティ

このような経緯で、アウトドアのトップブランドとなったケルティ。もちろん、寝袋(シュラフ)もそのラインナップに加わっている。一般的に寝袋といえば、封筒型とマミー型の2種類に分けることができる。封筒型とは、長方形型をしたタイプ。自宅で使用する布団に近いので違和感が少なく、体と生地に隙間が多いので圧迫感もない。半面、密着度が薄いため寒冷地には不向きであり、重く収納時にもかさばる。マミー型とは、人体のように丸みを帯びた細長いタイプの寝袋。密着度が高いので保温性に優れ、軽く収納もコンパクトだ。ただし、封筒型と比べると圧迫感があるため、慣れるまでには少々時間が必要かもしれない。ちなみに、マミーとは「ミイラ」を意味する。
ケルティの封筒型寝袋と言えば、CallistoシリーズやTumblerシリーズがある。高ロフトの断熱材を備えた寝袋で、モスグリーンや紺、カーキといったアースカラーが特徴的なシンプルなデザインが人気を博している。一方、ケルティのマミー型寝袋の定番は、Cosmicシリーズだろう。ダウン素材を使用しており使用温度も幅広いラインナップがある。ホワイトやパステルなど明るいカラーリングも特徴だ。このシリーズは女性用の寝袋も多く、様々なシーンで愛用されている。
Kelty Callisto
様々なシーンで活躍するケルティの寝袋

それでは、実際の使用感をみてみよう。まずは、封筒型寝袋のCallistoシリーズ。布団のような寝心地で、圧迫感は全く感じない。ジッパーの明け具合である程度の温度調節も可能だ。並んで寝るとお互いの顔が見えるので、家族連れでのキャンプの時には、親子共々安心して眠りにつくことができそうだ。それこそ、幅の広いタイプのものを使えばお子さまと一緒に寝ることも可能だろう。また、ジッパーを完全に開ければブランケットとして使用できるので、使い勝手も便利だ。マミー型に比べれば、折りたたんだ時のかさばりや重量感は否めないが、車でのキャンプなら申し分ない。
続いては、マミー型の寝袋、Cosmicシリーズを使ってみる。多少の圧迫感はあるものの、背部のクッション性も良く、比較的大きな作りになっているので寝苦しい感じは全く受けない。頭まですっぽりと被ると、かなりの温かさを実感することができる。ただし、仰向けになった状態で足を開くことは難しいので、横向きになった方が眠りやすいだろう。たたむと本当にコンパクトになり、機動性はかなり優れている。キャンプはもちろん、登山や自転車でのツーリングといったアウトドア・スポーツなど、活躍の幅は広そうだ。
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