一企業のサラリーマンから一転して社長へ「ZOOM」

ZOOM社は1977年にアメリカ合衆国ジョージア州ワトキンスビルに創設された釣り具メーカーだ。扱うターミナルタックルはワームやクリーチャー、フルークなど、ソフトベイトが中心になっている。

初代社長であるエド・チャンバースはもともとジョージア州でゲーム用機械を売り歩くセールスマンだった。自分が納得の行くルアーを作り出すために55ガロン（約207.9リットル）ものプラスチックをモーターを使ってかきまぜるところから始め、ルアーを自作した。ここからZOOM社の歴史が始まることになる。

ZOOM社は現状に満足せず、常に商品の改良を目指して努力を続けている。例えば、ルアーに塩分を加え食いをよくする方法はそうした努力の成果の一つだ。加えて、高価な技術をより低コストの方法で行うことにも研究への情熱を燃やしている。ZOOM社の扱うルアーの中にはそうした新しい方法によってより手ごろな価格になったものもあった。ZOOM社がこうした努力を欠かさないのは次世代のバスレクリエーション環境を真剣に考えているからだ。

現在ではZOOM社は100人もの正社員を抱える会社に成長し、信頼できるルアーメーカーの一つとして営業を続けている。


バスのかかりやすさに定評あり「ZOOM Trick Worm Green Pumpkin 6.5in」

もしあなたがバスフィッシングにソフトベイトで臨みたいならば、ZOOM社の「ZOOM Trick Worm」はどうだろう。ワームは数多くの企業から販売されているが、ZOOM社のワームを使わなければ得られないメリットがある。

メリットの一つとして挙げられるのが、何といっても食いつきの良さだ。「ZOOM Trick Worm」はビビッドな色使いのものが多く、バスの興味を引く色合いのものが多い。加えて、重量が極めて軽く作られているためによく水の中でアクションを起こす。前述した色合いも相まってバスへの十分なアピールが期待できる。さらに、塩分を加えて作られているため、魚がくわえておいてくれている時間が長いとされている。一説によると、魚が他の生物の血とルアーの中の塩分を勘違いして長くくわえるようになるという。

「ZOOM Trick Worm」の他のメリットとしては、その値段の安さが挙げられる。日本国内でも20本1パックで1000円未満で売られている場合もあり、気軽に使えるところがありがたい。また色数の多さというメリットもあり、ZOOM社は59種類ものカラーを販売している。釣り場のコンディションによって微妙な色合いを使い分けられるようになれば、さらに釣りの腕をあげられるだろう。前述した値段の安さというメリットもあるため、最初にある程度そろえてから楽しむのもいいかもしれない。

「ZOOM Trick Worm」はとても使いやすいワームだ。あなたの釣りのお供にどうだろう。


実際に「ZOOM TRICK WORM」を使った場合の印象

「ZOOM TRICK WORM」はすばらしい食いつきを持つワームだという印象を持った。キャスティングしてから少し時間をおけば、かなりの確率でヒットの反応が帰ってくる。蛍光色のような派手なカラーのものだと特に食いつきもよいようであった。バスの好みについて研究しつくしているのだろうか、そう高くもないプラスチックの道具なのにヒットが続くことに驚いた。

食いつきの良さの他には、使う身としては手軽であることがありがたいと思えた。生き餌だと手先も汚れるし、品質が悪くならないように注意を払わなければならない。それに、値段も高くつく。しかし、プラスチックでできた「ZOOM TRICK WORM」ならば、手先が汚れることもないし、品質に注意も払わなくていい。さらに、「ZOOM TRICK WORM」は軽く作られているから持ち運んでも疲れない。これらのお手軽さは近くの池や川でちょっとだけ釣りをしたい時には便利だ。

個人的に良いと思ったのは、少々の損失を気にせず使える点だ。外れたりちぎれたりしてなくなってしまっても、練習と思ってすぐに新しいものに変えられる。

「ZOOM TRICK WORM」は値段も安くお手軽で、しかもそれだけではなく確かな食いつきが約束されている。これからバスフィッシングを始める方もタックルをいつもと変えたい経験者の方も使ってみてはどうだろうか。