AIR JORDAN 1 RETRO LOW OG BRED
ジョーダンのターニングポイントを称して
2015年はマイケル・ジョーダンが引退から復帰して30周年に当たる。彼は一度、バスケットプレイヤーのキャリアの中でMLBに転向したことがあり、一時期バスケットボールからは遠ざかっていた。しかし、1995年に華々しい復帰を遂げたのであった。そして去年、そのジョーダンの奇跡の復帰30周年を記念して、エアジョーダン10 レトロ ジムレッドがリリースされたのである。もちろん、1995年の復帰戦にマイケル・ジョーダンが履いていたシューズもエアジョーダン10であった。
AIR JORDAN 1 RETRO LOW OG BRED
デザインの特色
エアジョーダン10 レトロ ジムレッドは実質、2013年にリリースされたフュージョンレッドをリマスターし、わずかに修正したデザインとなっている。フュージョンレッドの方は、カラーウェイのブラックが割と強く表現されており、アウトソールも黒が採用されている。リマスター版であるため、値段の面ではやや高くはなるのだが、従来のエアジョーダンシリーズ同様クオリティの高さは完璧に保障されている。

エアジョーダン10 レトロ ジムレッドは赤と黒のカラーデザインではあるが、レッドがメインカラーとなっている。また、そのレトロなシルエットが、復帰戦の試合会場マシソン・スクエア・ガーデンをほこるニューヨーク市や、復帰後いきなり55得点を叩きだしたジョーダンにオマージュを表してもいるのだ。レッドを基調に美しく彩られ、インソールは30周年を記念して特別なデザインがほどこされている。AIR JORDAN 1 RETRO LOW OG BRED
ニューヨークへの思い
また、2015年度のオールスターゲーム開催地であるニューヨークはジョーダンの生まれ故郷でもある。開催地とジョーダン生まれの地というふたつの要素を兼ね備えたこのニューヨークは、しばしば「ビッグ・アップル」というニックネームで呼ばれることがあるのだ。したがって、ビッグ・アップルことニューヨークから強いインスピレーションを受けたこのシューズが、鮮やかなレッドをメインにデザインされるのは必然であったのだろう。

他にもニューヨークをオマージュしているところがあり、たとえばセメント色のアウトソールはニューヨークのコンクリートのストリートを象徴しているのだそうだ。

こういった特色を踏まえれば、フュージョンレッドの外見を大きく受け継いでいるとはいえ、エアジョーダン10 レトロ ジムレッドは斬新なカラーデザインだといえるだろう。ブラックでアクセントを効かせ、セメント色をしたアウトソールにはジョーダンにまつわる代表的な経歴が記載されており、ソール全体には黒と赤のスプラッターデザインが一面にちりばめられている。

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