FRAGMENT DESIGN × AIR JORDAN 1 RETRO(716371-040)
2024-11-20 / 1221 view
大きな決断
2014年12月の後半、クリスマスが終わり年末年始に向け冬も佳境に入りつつあったその時期に、ナイキファンたちは頭を悩ますようなある決断をせまられていた。それは、これからリリース予定のシューズのいずれかを選ぶべきかという決断である。当時ジョーダンシリーズでは、ジョーダン6インフラレッド、エアジョーダン11レジェンドブルー、そしてフラグメント デザイン × ナイキ エア ジョーダン 1 レトロの3つがリリースされる予定であったのだ。今回はこのフラグメント デザイン × ナイキ エア ジョーダン 1 レトロを詳しく紹介していくこととする。
「フラグメントデザイン」とは
フラグメント デザイン × ナイキ エア ジョーダン 1 レトロの主なカラーウェイは、エアジョーダン1つま黒(black toe)にインスパイアされており、赤だった部分が青に変更されている。
そしてなによりその名が示すように、フラグメント デザイン × ナイキ エア ジョーダン 1 レトロは「フラグメントデザイン」とコラボレーションしたシューズとなっているのだ。繰り返すようだが、このシューズが注目に値するのは、「フラグメントデザイン」とナイキがコラボレーションしたシューズとなっている点である。
つまり、デザイナーの藤原ヒロシ氏と、彼が手がけるデザインブランド「フラグメントデザイン」、そしてナイキエアジョーダンがコラボした作品となっているのだ。もちろん期待通り、「フラグメントデザイン」はシューズに完璧なデザインバランスを与え、高級感あふれるブラック、ホワイト、そしてロイヤルブルーのレザーをほどこしている。確実にファンたちはこれまでになく気に入るはずだ。それからもうひとつの特徴として、「フラグメントデザイン」のロゴであるサンダーマークがヒール部に入れられている。
そこに込められた意図
ところで、フラグメント デザイン × ナイキ エア ジョーダン 1 レトロは、「レトロ」と冠したエアジョーダンのなかでも大きく手をいれた、初のリマスター、リデザイン版なのだろうか。ナイキのツイッターアカウントによると、どうもそうらしい。ではどのような意図がそこには込められているのだろう。
デザイナーの藤原ヒロシ氏は、マイケル・ジョーダンがルーキーイヤー当初から放っていた伝説的なイメージと強く合致させるため、つま先やオーバーレイにはブラックを、ヒールや足首まわりにはロイヤルブルーを採用したという。そして、ロゴの観点からしてもフラグメント デザイン × ナイキ エア ジョーダン 1 レトロは二つの勲章が与えられているといえよう。
それはエアジョーダンシリーズが、スニーカーの世界でフロントラインに立ち続けてきた証であるウィング(Wing)と、デザイン業界のトップを走る「フラグメントデザイン」のシンボルであるサンダーマークとのコラボレーションにもなっていることだ。
このシューズがリリースされたのは3年前の2014年ではあるが、まだまだその勢いは衰える気配はない。デザイン面だけでなく、さまざまな思い、インスピレーションが組み合わさったフラグメント デザイン × ナイキ エア ジョーダン 1 レトロ。ぜひ今一度、その最高のコラボ作品に再び触れてみても、遅すぎるということはけっしてないだろう。
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