新たなテクノロジーで生み出された一足
2004年、コンピューター制御によって製造されたニットを使って作られたsock dart。当時は数種類のカラーバリエーションが展開されたのみだったモデルだが、2014年にデザイナーとして知られる藤岡ヒロシの熱烈なラブコールによって待望の復刻を遂げた。

靴下のような快適な履き心地や、低い重心によって実現した歩きやすさなど、本作を語る上では常にその機能性にスポットが当てられてきた。そんな中で、さらにカラーデザインによるデザイン性を高めたのがこのsock dart spだ。

これまでダーククロデン(728748-300)・オブシディアン(728748-400)・フォトブルー(728748-401)・オレオ(728748-001)といったスタイリッシュなデザインや、インディペンデンスデイパック(ホワイト：686058-110・レッド：686058-660・ブルー：686058-440)などのメモリアルなモデルが発表されてきた。これらはいずれも爆発的な人気を博し、瞬く間に完売している。


SOCK DARTの中でも特に人気のシリーズ
デザイン性の高さから特に人気のモデルだけあって、現在はオークションや海外サイトを使う以外に国内で入手するのは難しい。そんなsock dart spだが、実は2つのシリーズがある。まずひとつ目は「フラグメントデザイン」とのコラボレーションとして復刻したダーククロデン・オブシディアン・フォトブルー・オレオの4色だ。

いずれもホワイト・グレー系統の軽量ソールにモデル名にもなっているカラーを使ったアッパーで構成されている。シリコンストラップはクリアカラーで全モデル共通だ。そしてもうひとつが「インディペンデンスデイパック」と銘打たれた3色。名前と色から分かるように、これらはアメリカ国旗に使われる3色を使用し、独立記念日を祝って発表されたモデルだ。アッパーからソールまでそれぞれワンカラーで統一された存在感のあるこのモデルは、シンプルながらファッションのアクセントに最適だと言える。


今後の動向に期待大
のの、ベーシックなsock dartがインライン展開となったことや、他のモデルで新作が発表されていることなどから、今後の動向に期待したい。いずれにせよその時も大きな注目が集まることは間違いなく、熾烈な競争が予想される。来るべき日の期待に胸を膨らませながら、逐一情報をキャッチできるようにしておきたいところだ。

なお、ごくわずかではあるが国内で出回っているものも確認できるため、探してみるのもいいかもしれない。sock dartならではの機能性とアート集団による高いデザイン性は、フットギアとして、そしてファッションアイテムとして十二分な魅力を持っている。もしチャンスがあるならば、迷わず手に入れたい一足だといえるだろう。