エアジョーダン１の歴史に新たな１ページ
すべてのバスケットボールシューズ、ハイテクスニーカーのデザイン・性能の祖とも言えるエアジョーダン１。ブランドの歴史と技術に裏打ちされたデザインと性能は、今なお世界中のプレイヤーやファンを魅了して止まない。そんなエアジョーダン１の歴史の新たな１ページとしてリリースされたのが、air jordan 1 retro high og cyber monday(555088-006)だ。

アメリカでは、11月第４木曜日の「感謝祭（サンクスギビングデイ）」の次の月曜日のことを、オンラインストアの売上が急増することから「サイバーマンデー（CYBER MONDAY）」と呼ぶ。本モデルはその名に「サイバーマンデー」が入っていることからもわかるように、サイバーマンデー商戦に合わせる形でリリースされたものだ。

エアジョーダン１といえば、常に新しいデザインを取り込みながら進化を続けてきたモデルだが、本モデルは1985年発売のオリジナルを再現したいわゆる「OG仕様」で仕上げられている。

シックで都会的なデザインの魅力
 エアジョーダン１といえば、オリジナル発売当時のNBAユニフォーム規定違反と、それに対するナイキの罰金肩代わりという凄まじいマーケティングが思い出されるように、その時々の最新のデザインを導入してきた。本モデルは一見すると非常にシックで、エアジョーダン１の中でもベーシックな部類のデザインに入るだろう。

しかし細部を見てみればわかるように、今回はカラーリングではなくマテリアルデザインにこだわりを感じることができる。オリジナルを再現したOG仕様らしく、「ジャンプマン」ではなくNIKE AIRのロゴが配されているほか、アッパーには上質なブラックのレザーが採用されている。

ブラックレザーのスニーカーにありがちな野暮ったさを払拭するかのように、ステッチやウィングロゴなど、純白のソール以外のパーツを全て同色に統一しており、気品すら感じさせる上質な雰囲気をまとっている。アッパーとソールがモノクロのキレイなコントラストになっていることで、いい意味で「バスケットボールシューズらしくない」スタイルになった。

あらゆるシーンとファッションにマッチ
バスケットボールシューズをベースにしたスニーカーは存在感が大きく、良くも悪くもファッションのテイストを決めるものだ。それゆえにスニーカーのデザインはトータルコーディネート的にも無視できない重要な要素と言える。

その点このair jordan 1 retro high og cyber mondayは、先に述べたように上質なレザーで仕上げられたブラックとホワイトのコントラストのおかげで、あらゆるファッションアイテムに適合する使い勝手の良さを実現している。カジュアルなストリートスタイルにはもちろんだが、例えばセットアップのようなスタイルにも十分通用するはずだ。

まさにオールシーズン、これまでバスケットボールシューズを使えなかったようなファッションにも合わせられる万能なモデルだと言えるだろう。一足持っておくことで末永く活躍してくれるだろう。