人気ラッパー”DRAKE（ドレイク）”どのコラボモデル

2016年2月、バスケットボールの祭典である「NBA ALLSTAR GAME（NBAオールスターゲーム）」。この年は初めて国外であるカナダ・トロントで開催されたが、これを記念し各ブランドからオールスター仕様の限定モデルが発売された。

そのうちナイキ・ジョーダンシリーズからリリースされたのが、NIKE AIR JORDAN 10 RETRO OVO BLACK（819955-030）だ。本モデルはジョーダ10をベースに、この年のオールスターゲーム開催地であるカナダのトロント出身の人気ラッパー「ドレイク（DRAKE）」とコラボレーションしたものだ。

その証として、半透明のソールの中には、ドレイクのプロデュースするブランド「OVO（OCTOBERS VERY OWN）」のロゴマークを見ることができる。日本では原宿、新宿、心斎橋などの実店舗で取扱があったが、いずれも抽選のうえに熾烈な争奪戦が繰り広げられた。

DRAKE x AIR JORDAN 10 RETRO OVO BLACK 高級感あふれるデザイン

ベースとなるエアジョーダン１０、そのオリジナルは1994年に発売された。エアジョーダン１０は、ジョーダンのNBA引退とエアジョーダンシリーズの１０作目という節目の記念モデルとしての印象が強い一足。

キーワードである「１０」になぞらえ、ソールには1985年のジョーダンの新人王獲得から1994年から先「BEYOND（これから）」まで、合計１０本のストライプで彼の栄光が刻まれている。さながらジョーダンの年表といったところだ。その１０本のラインは、全体が高級感溢れるブラックレザーで仕立てられたNIKE AIR JORDAN 10 RETRO OVO BLACKでも健在。

シューズを裏返せば、その歴史がなんとも格調高いブラックで刻まれている。そしてそのラインの奥には、今回コラボレーションしているドレイクのブランド「OVO」のロゴが透けて見える。ソールはこの通り半透明だが、アッパーほかの部分はタンブルレザーと型押しレザーで気品の漂う雰囲気に仕上がっている。

DRAKE x AIR JORDAN 10 RETRO OVO BLACK ラグジュアリーなファッションに最適

ブラックワントーンのスニーカーは難しい。それが一般的な認識ではないだろうか。しかしNIKE AIR JORDAN 10 RETRO OVO BLACKは、野暮ったくなるどころか、まるでラグジュアリーなレザーシューズを履くがごとく、上品にコーディネートすることが可能だ。

バスケットボールシューズ自体は比較的どのようなアイテム、ボトムスにも相性がいいが、こと本モデルにおいては、その上品さを最大限に引き出すためにスキニーパンツなどの細身のボトムスがオススメだ。黒スキニーとこのシューズを合わせれば、つま先から腰まで黒で引き締め、スタイルアップの効果も期待できる。

コレクションアイテムとしてもプレミアムな本モデルだが、その真価はファッションの中でこそ発揮される。手に入れた暁には、ぜひ臆することなく自分のコーディネートに取り入れて使いこなしてみたい。