Chicago White Sox (シカゴ・ホワイトソックス)

 2019-03-19 / 63 view


Chicago White Sox
 

絶頂期と黒い歴史

チーム創立は1900年、メジャーリーグ参加もアメリカンリーグ創設と同時の古参チームの一つである。アメリカンリーグ初代チャンピオンであり、1906年にはワールドチャンピオンにも輝いた、初期メジャーリーグを代表するチームと言っていい。

メジャー初制覇の後、1917年には3度目のリーグ優勝と、2度目のワールドシリーズチャンピオンを獲得している。

しかし、4度目のリーグ制覇を果たした年に、この老舗チームの歴史を語る上で避けて通れない、かつメジャーリーグの歴史にも暗い影を落とす事件が起こる。ホワイトソックス所属の8名の選手が八百長に加担したことが発覚。世に言う「ブラックソックス事件」である。

事件の背景には、選手たちの低い待遇があったことなどから、8人には同情的な評価がされることも多い。この事件のため追放された「シューレス・ジョー」ことジョー・ジャクソンは、映画『フィールド・オブ・ドリームズ』の主要モチーフともなっている。

この後、チームは長い低迷期を迎え、次のリーグ優勝は半世紀後の1959年、ワールドシリーズ優勝はなんと88年後の2005年まで待たなければならなかった。以後2010年代に入ってからは中地区の2位が最高成績ではあるが、キューバから亡命して加入したホセ・アブレイユの活躍など、明るい材料もある中で、来シーズンからの飛躍を狙っている。

 ホセ・アブレイユ

キューバから来た大砲が牽引

 そのホセ・アブレイユだが、2009年からキューバ代表として活躍、2013年のWBCに出場し3割6分の高打率をマークすると、同年ドミニカ共和国に亡命、ホワイトソックス入りしている。翌2014年の開幕から4番を務め、ルーキー・オブ・ザ・マンス、プレイヤー・オブ・ザ・マンス、オールスターゲームに選出されるなど、いきなり大活躍。シーズンの打率3割超、本塁打36本、打点107年という衝撃的なデビューを果たし、同年の新人王も獲得している。

その後2シーズンでも安定して好成績を収め、2017シーズンでも主砲として活躍が見込まれている。一方、一塁手としてはメジャーデビューから平均以上の守備力を見せていたが、2016シーズンはやや低調に終わり、DH起用の機会が増えるのでは、との見方もされている。

 ホワイトソックス

歴史を超えた先にあるもの

ホワイトソックスが最初にワールドチャンピオンになったときのリーグ戦チーム打率が2割強だったことは有名なエピソードであり、高い守備力を武器にしていたチームであった。また、2005年に88年にも渡る「ブラックソックスの呪い」を解いたときには、いわゆる「スモール・ベースボール」つまり短打でも重ねて得点につなげていく戦術を取り入れたことが大きな結果に結びついたと言われる。

以前の絶頂期は、個性的なスタイル・戦術とともに迎えたものだったが、これからどのようにチームを作り上げるのかファンならずとも注目するところだ。

どんなチームになるにせよ、軸となるのはやはりアブレイユだろう。ホワイトソックスが、アブレイユを獲得したときの年俸が、他のFA選手と比べて半額、あるいはそれ以下のレベルだったことは、その後の大活躍を受けて話題を呼んでいたが、来季では大幅に増額されている。

他の選手たちの年俸もメジャーの他球団に比べて見劣りするものではなく、低待遇が引き起こした暗い事件の再現は心配しなくても良さそうだ。彼らのソックスが、二度と黒く染まることがなく、白い輝きを増していくことを、シカゴのファンたちは待ち望んでいるだろう。


 

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