Oakland Athletics(オークランド・アスレチックス)

 2024-12-06 / 1071 view

Oakland Athletics ロゴ
ドラマチックな歴史を持つ強豪

ブラットピットが主演した映画「マネー・ボール」をご存じだろうか?敏腕GMが、低迷していたチームを独自の野球理論でリーグ屈指の強豪へと再建する物語だ。リーグ最低年俸でありながら、2年連続でシーズン100勝を記録。日本でも一躍有名となったチーム、それがオークランド・アスレチックスだ。もともとアスレチックスは1893年にペンシルベニア州フィラデルフィアで誕生、その後リーグが開設した1901年からずっとアメリカンリーグに所属している。1955年から1967年までのシーズンはミズーリ州カンザスシティに本拠地を構え、その後1968年からカリフォルニア州オークランドに本拠地を置いている。オークランド・アスレチックスは名前が長いため単に「A’s」(エーズ)と呼ばれることが多い。リーグ開設以来、地区優勝16回、リーグ優勝15回、ワールドシリーズ制覇9回を誇る屈指の名門球団だ。日本人プレーヤーも幾人か在籍していた。2005年には元阪神の藪が、2010年には岩村明憲、2011年には松井秀喜、2013年には元西武の中島裕之が在籍していた歴史がある。
Oakland Athletics マスコット
球団のマスコットは白い象

オークランド・アスレチックスのマスコットは「ストンパー」。ユニフォームの袖にこのマスコット「ストンパー」があしらわれている。ご覧の通り、バットを鼻に持ち、ボールの上で曲芸をしている白い象だ。「ストンパー」がアスレチックスの象徴になったのにも深い歴史がある。今から1世紀以上前の1905年、ワールドシリーズ出場を果たしたアスレチックス。その相手は猛将、ジョン・マグロー率いるニューヨーク・ジャイアンツ。そのジョン・マグローがアスレチックスのことを、英語で「無用の長物」という意味の「白い象(white elephant)」に例え、意味のない存在であると挑発する。それに奮起した当時のチームは自嘲の意味も込めてマスコットに採用したのだ。その後、1911年に再度ワールドシリーズでジャイアンツと対戦したとき、見事ジャイアンツを倒し、ワールドシリーズを制覇、雪辱を果たしたのだった。優勝パレードには実際に「白い象」を参加させ(実際には象に白い包帯を巻いたもの)大いに注目を集めた。
マーク・マグワイヤ トレーディングカード
バッシュブラザーズと近年のA’s

アスレチックスは1980年代後半に、チームとして3度目の黄金期を迎える。当時の主力はホセ・カンセコとマーク・マグワイヤのバッシュブラザーズ。それに加え、史上最高のリードオフマン、リッキー・ヘンダーソンが在籍しており、リーグ屈指の攻撃力を誇った。投手陣も先発陣としてデーブ・スチュワート、ボブ・ウェルチ、マイク・ムーアの三本柱が大活躍。クローザーとしても300セーブ以上を記録したデニス・エカーズリーを擁し、リーグ屈指の投手陣だった。結果、1989年にはジャイアンツとの「ベイブリッジシリーズ」を制し、ワールドシリーズ制覇を成し遂げる。2007年から2011年は目立ったタイトルを取ることができず、2009年には最下位にまで成績が陥った。地区優勝も逃すシーズンが続いたが、2012年、2013年シリーズには地区連覇を達成。特に2012年には最大13あったゲーム差をひっくり返し、6年ぶりの地区優勝に輝いたのは記憶に新しいだろう。何かとドラマチックな展開を披露してくれるアスレチックスから、今シーズンも目が離せない。

セカイモンとは?

セカイモンは海外の出品者から簡単に安心してモノが買えるショッピングサイトです。 セカイモンで買う
© Shop Airlines, Ltd. All rights reserved.