Indiana Pacers(インディアナ・ペイサーズ)
2024-12-06 / 292 view
頂を目指して駆ける“測定馬”
インディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)は、インディアナ州インディアナポリス市に本拠を置く全米プロバスケットボール協会 (NBA) のチーム。1967年創設。当初はABA(American Basketball Association)に加盟しており、NBAに加入したのは1976年である。またチーム名の「pacer」であるが、これは「測定馬」の意味である。チームロゴは、ペイサーズの「P」の文字に、バスケットボールが重なったデザインを採用している。試合で着用するユニフォームは、ホーム用のものがホワイトをベースにイエローのラインが入ったもの、アウェイ用のものはブルーをベースにイエローのラインが入ったものとなっている。優勝歴は、NBA加入以降まだないものの(ABA時代3回)、ファイナル進出はNBA1回(ABA時代5回)、ディビジョン優勝は6回(ABA時代3回)記録している。
歴代注目メンバー
ペイサーズの歴代注目選手をピックアップする。まず、18年にわたりチームの顔を務め、シューティングガードとして活躍したレジー・ミラーである。ミラーは1987年のNBAドラフト1巡目11位でペイサーズに指名され、入団を果たす。スリーポイントを自身最大の武器としており、1990年、1995年、1996年、1998年、2000年とNBAオールスターに5度出場した。1994年にはドリームチームⅡの一員として、トロントで行われたFIBA世界選手権にも出場。金メダルを獲得している。次に、ジャーメイン・オニールである。オニールは2000-01シーズンの開幕前に、デイル・デイビスとのトレードでペイサーズに移籍してきた。その後は2002年から5年連続でオールスターに出場するなど、パワーフォワードとして不動の地位を手にすることとなる。2003-04シーズンにおけるリーグ最高勝率にも多大な貢献をした。
2016-17シーズンにおける戦力
ペイサーズは昨シーズン、45勝37敗でディビジョン順位2位、カンファレンス順位は7位の結果だった。パワーフォワードとセンターをつとめるイアン・マヒンミが初のスターターに抜擢され、またルーキーのマイルス・ターナーの活躍も光った。さらにチームとしては2シーズンぶりにプレーオフ進出を決めるなど、明るい話題の多い一年となった。2016-17シーズンは、22勝8敗とかなり好調を維持しており、全体でも首位のクリーブランド キャバリアーズに次いで2位につけている。右足の腓骨と脛骨を開放骨折する重傷から復活したエースのポール・ジョージを中心に、センターのマイルス・ターナー、ガードのジェフ・ティーグらの一層の活躍が期待されることだろう。