Milwaukee Bucks(ミルウォーキー・バックス)
2024-08-03 / 467 view
圧倒的な存在感の“牡鹿”
ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本拠を置く全米プロバスケットボール協会 (NBA) のチーム。創設は1968年である。チーム名の「bucks」はミルウォーキーの一帯に棲息している牡鹿を意味し、創設にあたって公募によって寄せられた案の中から決定した。優勝歴1回、ファイナル進出2回、ディビジョン優勝13回を誇る。チームロゴは、逆三角形を背景に、チーム名の通りに威圧感を放つ牡鹿をあしらったデザインとなっている。試合で着用するユニフォームは、ホーム用のものがホワイトをベースにグリーンのラインが走っているもの、アウェイ用のものはグリーンをベースに、ホワイトのラインが走ったものを採用している。
歴代注目メンバー
それではバックスの歴史の中から、注目すべき選手をご紹介する。まずはNBA史上最高の選手とも言われるこの人物から。それは、カリーム・アブドゥル=ジャバーである。アブドゥル=ジャバーは1969年、バックスに全体1位で指名を受け入団した。伝家の宝刀である「スカイフック」を武器に、1970年代と1980年代の20年にわたってNBAで活躍した。1995年にはバスケットボール殿堂入りを果たしている。2003-04シーズンからは、シューティングガードのマイケル・レッドが長くチームの顔となった。2000年のドラフト2巡目、全体では43位で入団した成り上がりのプレーヤーである。サウスポーから放たれるシュートは非常に正確で、NBAを代表するスリーポイントシューターとしてその名を馳せた。
2016-17シーズンにおける戦力
バックスは昨シーズン、開幕24連勝中だったゴールデンステート・ウォリアーズに勝利するという大金星を挙げるなどして多くの期待を集めたが、最終的には33勝49敗と大きく負け越す結果に終わってしまった。2016-17シーズンは、ここまで14勝15敗とほぼ五分の成績を収めている。イースタンカンファレンス全体では8位につけており、今後どういった展開になっていくか見ものである。特に攻撃面に関していえば、キープレーヤーはなんといってもヤニス・アデトクンボであることは間違いないだろう。ヤニスは現在、得点、リバウンド、アシスト、すべてチームトップの数字を叩き出している。まだ22歳と伸び代も十分なこの選手がどれだけチームを引っ張っていけるか。非常に楽しみである。