New York Jets (ニューヨーク・ジェッツ)
2024-11-29 / 300 view
NYJ ニューヨーク・ジェッツ NFLのチーム
ニューヨーク・ジェッツは、アメリカのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)に在籍するチーム。所属は、NFLのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の東地区である。ニューヨークとチーム名にあるが、ジェッツのメインスタジアムであるメドウランズ・スタジアムはニュージャージー州にあるので、本拠地はニューヨークではない。
ニューヨーク・ジェッツのチームカラーは、白とハンターグリーンである。チームロゴはボールをモチーフにした楕円形に『NY』、その上に『JETS』が重ねてあるシンプルなデザインだ。チーム名のジェッツの由来は1963年に、ソニー・ワーブリン氏がチームを買収した際に、当時は近代化の象徴だったジェット機のような近代的で力強いチームになる事を願い名付けたものである。
そんなジェッツに2016年、まさにジェット機のような選手が加入した。『マット・フォルテ』である。
Matt Forte マット・フォルテ RB ♯22
マット・フォルテは2008年のNFLデビュー以来、2015年シーズンまでシカゴ・ベアーズに所属していた。そして2016年3月9日、マット・フォルテはニューヨーク・ジェッツと3年1200万ドルの契約を交わしジェッツの一員として2016シーズンを迎えることになったのだ。
過去のチームメイトは彼のことを聞かれた際に、口を揃えてこう言う『なんでも出来る、完成されたRBだ』と。レシーブやラン、そして相手を吹っ飛ばす力強さ、全てを持っているのがマット・フォルテである。
ベアーズ時代の2014年にRBとして20年以上破られていなかったレシーブのNFL記録を塗り替え102を記録し、ランも1000ヤードを超え、本当にジェットエンジンを積んだ怪物だ。体は大きいのに動けるのだから、彼を止めるのは容易ではない。
そんな彼がジェッツにやってきたのはファンにとってはうれしい事だろう。2016シーズンは、キャリアハイの2014年に比べたら数字は落ちたが、それでも813ヤードを記録し、20位にランクインしている。
だが、残念ながら2016年ジェッツは地区最下位に終わった。これはニューイングランド・ペイトリオッツが桁違いに強かったからだ。しかし、超強力なエンジンを手に入れたジェッツが栄光へ一歩、近づいたことは間違いないだろう。
あの栄光をニューヨーク・ジェッツに再び。
これまでにジェッツは、リーグチャンピオン(スーパーボウルの前身)に一度だけ輝いている。1968年、第3回リーグチャンピオンシップでのたった一度だが、これは歴史に残るタイトルだ。
1960年代の当時、アメリカン・フットボール・リーグ(AFL)とナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の二団体であった。(正確には他にもあったのだが2大リーグとして対抗していたのはこの2つである)当然仲がいいわけもなくライバルのような状態が続いており、そんな中でNFLがAFLを吸収しようとしているなんて噂も飛び交っていた。
AFLとNFLのチャンピオンで戦うリーグ・チャンピオンシップ1回、2回大会共にNFL側のチームが勝っていたこともありその流れは加速していた。
だが、大方の予想をひっくり返し第3回にAFL所属として初めてチャンピオンにジェッツが輝いた。
結果的には1970年にNFLに吸収合併されるのだが、この合併の両者の立場をほぼ対等に出来たのはこのジェッツの優勝のお陰だと言っても過言ではない。
そんなジェッツも同地区にいる超強豪ペイトリオッツの影に埋もれ、地区優勝から10年以上遠ざかっている。