Wenzel(ウェンゼル)
2024-11-21 / 984 view
出典:http://www.sekaimon.com/us/179010/Tents/381789697638/
世界屈指の老舗キャンプブランド、Wenzel(ウェンゼル)
アメリカのキャンプ用品ブランドWenzel(ウェンゼル)は、1887年創業の世界でも指折りの老舗メーカーだ。日本での知名度は同業であるコールマンやロゴスほどではないものの、アメリカでは歴史あるキャンプブランドとして広く知られている。老舗だけあって商品のラインナップも豊富で、寝袋やテントなど、主にキャンプにおける居住性を高めるアイテムを展開している。基本的にベーシックかつ伝統的なものが多いが、一分ほどで組み立てられるテントや、虫よけ加工が施されたキャノピー、天井部分に反射材が設置されていてテント内の照明効果を向上させる技術など、その機能性は決して保守的ではない。テント自体の形も奇をてらったものではなく、あくまで伝統に忠実だ。とはいっても、伝統的な形だからこそ得られる使い勝手の良さ、応用性の高さについて疑いはない。またもっとも安価なテントは日本円でおよそ4,500円程度と手頃で、繰り返しのハードなキャンピングでなければ初期投資をかなり抑えることもできる。
出典:http://www.sekaimon.com/us/179010/Tents/182431219520/
コストパフォーマンスは申し分なし
ウェンゼルのテントの特徴として、コストパフォーマンスが高いことが挙げられる。前述のようにもっとも安価なものは5,000円未満で販売されており、比較的手頃に手に入れることができる。もちろん価格相応の難点はあるものの、軽量で組み立てやすいという特徴は堅牢性などとある程度トレードオフの関係にある。快適性を高めるテクノロジーは数々搭載されているが、ハードなキャンプでは少々心許ない点もあるのは事実だ。逆にライトなシーンにおいてはそのコストパフォーマンスの高さや取扱いの簡単さの恩恵を十二分に受けることができる。このことから、ウェンゼルのテントは「どういった目的・内容のキャンプに使うか」というシーン選びが重要であると言える。
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子どもの初めてのキャンプなどに
では具体的にウェンゼルのテントはどういった用途・目的に適しているのだろうか。もちろんテント自体用途が広い道具であるため使い方をここで限定してしまうのはもったいないが、あえておすすめをするならば子どもの初めてのキャンプなどに向いていると言えるだろう。ここでの子どもとは大体小学生くらいを想定しているが、その年齢の子どもを連れたキャンプは比較的ライトなものであることが多い。したがって超高機能なテントよりも、むしろキャンプのイロハを学ぶことができるような、安価で扱いが簡単なウェンゼルのようなブランドのテントこそが適しているのではないだろうか。テントは堅牢ではあるが、正しい取り扱いをしないと思いの外あっさり破損してしまう。子どもの教材として捉えればウェンゼルのテントはちょうどいい。とはいっても機能性をすべて諦めることはない。高価格・高機能のテントには及ばないにせよ、ウェンゼルのテントは価格から考えれば機能が高く、コストパフォーマンスに優れている。キャンプ用品全般にも言えることだが、同じ種類のアイテムであってもシーンによって出番や役割は変わってくる。そこを踏まえればウェンゼルのテントは十分に選択肢に入れる価値はあるはずだ。