Coleman(コールマン)

 2024-10-16 / 958 view

Coleman ランタン
ランプ事業から始まったコールマン

1900年代初頭、アメリカ。タイプライターのセールスマンだったある若者は、ある時、明るく手元を照らすタイプライターの灯りを見て閃いた。その彼が後のコールマンの創業者となるWC.コールマンだ。1905年、彼はフットボールゲームで、このガス灯を実験的に使用した。

その後、本格的に事業に乗り出したコーマンのランタンは、農業の分野に大きな貢献をする結果となる。当時、灯りの無い牧場や農場では日没とともに作業を終了していた時代。彼のランタンのおかげで、農場では作業時間が延び生産性が大幅アップした。その後の2度にわたる戦時下では、コーマンのランタンは軍の必須アイテムの一つとなる。

戦後、豊かな時代に入った1950年以降、コーマンは、コンロやテントなどを初めとしたアウトドア関連のアイテムに力をいれ、アウトドアグッズ関連の総合メーカーのトップブランドとして現在の地位を築いてきた。
Coleman LED ランプ
お薦めはLED仕様の電池式

ランタン事業のパイオニアのコールマンだけあって種類も豊富だ。ランタンを使うシーンといえば、まず浮かぶのがレジャーシーン。昨今はまた非常時の備えとして購入する人も多い。ランタンには、灯油、ガソリン、LPガス、電池、ローソクなどのタイプがある。その中で、お勧めなのはやはりLEDランタン「Coleman Quad 190L LED」だろう。

このランタンの秀れたところは、取り外し可能な4本の光パネルで構成されているところだ。例えば、キャンプサイトから個人で移動する際に1本を取り外し、個人用に使えるというわけだ。この光パネルは充電式になっており、ベースに戻せば充電される仕組みになっている。4本を同時に使用した場合、75時間、1本を外して使用した場合は1.5時間使用可能。8mの範囲を照らし、LEDなので極めて長期間使えて交換の心配もない。キャンパーにとって魅力的なアイテムだ。
Coleman ガス ランタン
ランタンを選びのヒント

ランタンを選ぶ際に、まず一番に考えなければならないのがエネルギー源のタイプの選定。ここでは、誰でも簡単に安全に扱える電池式のランタンを紹介したが、アウトドア好きの中には、昔ながらのガソリンなどを使う燃料式のランタンにこだわる人もいる。確かにガソリンやガスランタンの方が光量も大きいので、キャンプサイト全体を照らしたいのなら燃料式が適している。それに、暗闇で見る燃料式の灯りは風情がある。ただ、難点を言うと使う場所が限定されるということだ。火災や一酸化炭素中毒の危険があるので当然テント内で使えない。また、マントル(発光部分)の扱いは、初心者には少々ハードルが高い。その点、使う場所を選ばない電池式は様々な用途に使い出があり、扱い方も簡単なので万人向けだと言えよう。

以上のことを考え合わせると、キャンプサイト用に燃料式を、持ち運び用に電池式の2種類が欲しくなるかもしれない。そして、コールマンのランタンには、その欲求以上の価値はある。

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