Primus(プリムス)
2024-11-13 / 585 view
プリムス(Primus)はアウトドア調理器具のパイオニア
スウェーデンに本社を持つプリムス(Primus)は、1892年の創業以来、アウトドアのクッキング用品の分野で業界をリードしてきた。プリムスの革新的で信頼性の高い製品は、冒険家の間でも大変人気が高い。古くは1911年のロアルド・アムンゼンの南極探検のから始まり、1953年のエドワード・ヒラリーとテンジン・ノルゲイ達による人類初のエベレスト山頂登頂の際にも、プリムスのコンロが使われた。
2006年にはETAテクノロジーにより、従来の2倍の熱効率のあるコンロを開発した。持ち物を軽量化しただけではなく、環境への影響を最小限に抑えることにもなった。
今もなお、優れた品質とフォーマンスを可能にするための研究開発が続けられ、その優れた技術は冒険家だけに限らず、気軽にキャンプやアウトドアスポーツを楽しむ人たちのためのアウトドア製品にも生かされている。
人気のコンロ2製品
プリムスの主力商品であるガスコンロ。数あるプリムス・コンロの中から人気2モデルを取り挙げてみた。
「PRIMUS ETA LITE All In One GAS STOVE」
最もコンパクトなシングルバーナー・コンロで355ℊという軽量。バーナー、ポット、ガスボンベ、その他アクセサリーがコンパクトに収納されている。マッチ不要のバーナーはウインドシールドで炎の揺れを防ぎ、ガスボンベとの装着もしっかり固定されているから安心。ポットの底にはヒート・エクスチェンザーが使用され、500㎖なら約3分で沸騰。天候にもよるが、1本1時間はもつので、昼食、夕食に簡単な料理をし、付属のコーヒーフィルターを使ってコーヒーを沸かしても5日間は充分にもつ計算だ。
「Onja Stove」
最もコンパクトなダブルバーナー・コンロ。機能性/デザイン性にも優れたこのコンロは、セットアップも簡単で、底の部分にガスボンベを2本装着できるようになっている。フタの部分がオークで出来ており、カッティングボードとして使用できる。またショルダーストラップが付いているので、持ち運びにも便利だ。
信頼性の高いプリムスのコンロ
アウトドアスポーツにせよ、本格的な登山にせよ、友人や家族で楽しむキャンプであれば尚更のこと、外で作って食べる食事は格別ものがある。暖かい食べ物は疲れた身体を癒してくれるし、また皆で作って食べる食事は美味しい。そのための調理用品はやはり慎重に選びたいものだ。コンロを選ぶ際のチェックポイントとしては、機能性、安全性、耐久性、サイズなどが挙げられる。
プリムスのコンロは全て、企画から製造まで全て自社内で行われ、出荷前には手作業でパフォーマンス・テストが行われ、テストを行った人の署名入りの「Exploration Ready」というタグが貼布されている。箱を開けて、バーナー近くに変色の跡を見つけたなら、それは点火テストが行われた証しであるそうだ。このようなことからも自社製品に大変な誇りをもっていることがうかがえる。
キャンパーとしての気持ちは、このようなプリムスのプライドにも心を動かされている。