Vango(ヴァンゴ)
2024-11-21 / 527 view
老舗メーカーVango(ヴァンゴ)の寝袋の品質
1966年以来、アウトドアにおける伝統を築き上げてきたVango(ヴァンゴ)は、スコットランド西部にある高地への玄関口、ハイランドに居を構える。半世紀にわたりアウトドアとキャンプ用品の分野で最先端のデザインと画期的な改革を実現してきた老舗企業といっていい。
ヴァンゴの印象を定着させた製品のひとつがテントであることは言うまでもない。インフレータブルテントやトレッキングテント等、ヴァンゴのテントには大自然でも文字通り“びくともしない”(風に揺れるが倒れないという意味で)設計思想が施されている。高品質の材料を用いて慎重かつ大胆に設計されたアウトドアギアのひとつであり、ダイナミックなその形状と軽量化が施された製品を好む愛好者が続出している。
こうしたテントの保温性や快適性をシュラフ(寝袋)にも応用することで、ヴァンゴシュラフの優位性は業界で揺るぎないものとなっている。
Vangoのもつ価格に見合う高い機能性と快適さ
価格面でいえば愛好者の多くが登山や冒険・キャンプ経験者、もしくはその道のプロ等が多い傾向にあり、今すぐはじめたい思った一般人や初心者は二の足を踏んでしまうかもしれない。それだけの商品を提供しているという自負があるため、実際の現場での機能性・快適性には文句のつけようのない安心感を感じる。「あぁ、ヴァンゴでよかった」と思ってしまうキャンパーが多いのも頷ける話であろう。
ミイラ型シュラフは熱効率を最大限に高める設計で高所登山や極地滞在には欠かせない機能となるだろう。子供用もそのサイズを豊富に取り揃え寒さをしのぐ工夫が随所に施されている。面白いのはカップル用のダブル寝袋があることだ。今でこそ各社ラインナップに揃えるが、需要があると思えばすぐに実現させるそのフットワークの軽さは、老舗メーカーとしては非常に珍しい。
もちろん2人一緒であれば体温上昇が高まりシュラフの効果は一層増大するであろう。「温もり・快適性・保温性、そして柔らかさが伝わる製品は長らく消費者に愛されるはずである。ヴァンゴもアウトドア業界でその地位を既に築いているといってもいいだろう。
選ぶ基準を確認すれば軍配はVangoか!?
ヴァンゴのシュラフはその種類の多さで他社を圧倒する。羽毛(ダウン)タイプと化繊綿タイプの2種類があるが、おすすめはダウンタイプであろう。軽量で保温性が高くさらに収納も簡単コンパクト、アウトドアでトレッキングや山登り等、移動が多い場合は荷物を極力少ないものにしたいのでダウンタイプが選ばれるのも納得であろう。
そしてほとんど手入れをすることなく使えるもの有り難い。寒さをしのぎ睡眠の快適性を保つ柔らかさや肌触りも含め、ヴァンゴシュラフの中でも特に中・上位クラスに目を向けるのがお手頃だろう。
寝袋を選ぶ際、最も大切な要素として対応温度と適応する季節にも注目すべきだ。摂氏5度~10度の夏用、マイナス5度から5度の3シーズンタイプ、マイナス5度以下の冬用、とおおまかに3つに分類できる。それぞれの用途によって使い分けが賢いかもしれない。
シュラフの中は「温かい」という感覚が体温として最も快適であり、それを細かく選べる製品構成を有するるヴァンゴ・シュラフは業界内でやはり頭一つ抜け出す存在であろう。