Exped(エクスペド)
2024-09-29 / 237 view
Exped(エクスペド)の最新式就寝用マットはその機能美が魅力
1997年、アウトドアブランドのメーカーとして自社で開発・製造・販売を手掛けるエクスペド(Exped)が創設された。Expedとは登山装備(Expedition Equipment)を意味し、カジュアルで自然を満喫できるハイキングやトレイルから本格的な高所登山まで、多種多様なニーズに応えるための製品作りを心がけている。
特に同社最新のエアマットは、マット内にダウンを埋め込むことでアウトドアの厳しい環境にも耐えられる断熱性を持たしているのが大きな特徴である。これは山等の高所登山でのテント泊には非常に強い味方であろう。なにせ氷点下になることも少なくない本格的な登山では寒さをどう凌ぐかも生体機能を維持するための大切な機能である。
そんな厳しい環境下に少しでも安らぎと安心感を与えるギアとして、多くの愛好家が存在することは想像に難くない。
アウトドアのシーンに合わせた選べるExpedのラインナップ
登山装備を長らく追究したメーカーだけあってマットひとつをとっても非常に種類が多く、様々な用途に合わせてのラインナップが揃っている。このあたりはさすが山を知り尽くした人材が豊富な組織の真骨頂といったところだろうか。
言ってみれば断熱性である『R-Value』(熱抵抗値Thermal Resistance Value)・重量・厚さが何段階にも分かれており、その3つの組み合せを変えることでアウトドアの環境に最も適したマットを選ぶことが可能である。
平地での一般的なキャンプであればR値はほとんど必要はなく、厚みも程々に軽いものを選べばよいだろう。山岳地帯で過ごすとなれば標高や気象条件に合わせて選ぶ必要があり、これは専門家の知識を拝借した方が得策であろう。
いずれにしてもこの会社の細かな配慮には恐れ入る。たかがマットではあるが、人間の生理的欲求のひとつである眠りを如何に快適にするかといった重要性を熟知している。だから製品にもその考え方が反映されているのだろう。
メーカーとしての能力が息づくExpedの経験の重み
登山家やキャンパーに多くの愛好家を持つエクスペドのマット、その品質は今ではゆるぎないものとなっている。アウトドアマットに必要なニーズをほとんど兼ね備えているため、その使い心地は抜群だからだ。
その断熱力は熱力学の用語であるR-Valueを用いて表記しその種類も実に10段階に分けられている。夏山登山等は断熱力より快適性を重視するだろうが、3(春夏秋)や4(春夏秋冬)シーズンで山に出向くならマットの断熱性能は最も重要な選択ポイントになるはずだ。
断熱マットはエア(空気注入式)でなければならないことはない。しかし寝心地はエアの方が断然よく(もちろん空気が入ってるわけなので当然なのだが……)、一度その良さを知ってしまえば手放せない製品でもある。また近年は体格の良い人が増えたため幅はもちろん縦の長さも十分でなくてはならない。
そうした様々なニーズに応えてきたエクスペドにとって最新マット制作は、新たな商品制作の機会に過去の経験を多いに生かしただけのことであり、それがプロとして良いモノを作り続けるメーカーとしての能力なのかもしれない。