Deuter(ドイター)
2024-11-14 / 478 view
1世紀以上の歴史と経験、老舗アウトドアブランド、Deuter(ドイター)
Deuter(ドイター)は、ドイツのアウグスブルグでハンズ・ドイターという人物が創業した、歴史あるバックパックのメーカーだ。創業したのは今から1世紀以上前の1898年。創業当初はセイルと呼ばれる船の帆や、袋類の生地、リネン素材などを中心に製造していた。1910年には軍に支給するバックパックやベルト、テントなどに事業を展開する。その後1919年に社名がドイターとなり、バックパックだけでなく、鞄全般を製造するようになった。
その後、バックパックは多くの登山家によって愛用されるようになり、企業としても成長。ドイターは多くの新トレンドを開拓してきた革新的な会社だ。例えば、ナイロン製のバックパックをいち早く商品化することに成功。加えて、特許を取得した背面システムであるドイターエアーコンフォートシステムや、脊椎プロテクターを装備したシールドシステムなど、まさに革新的なアイデアを商品にして世に送り出している。
100年以上の歴史と経験を武器に、機能性や堅牢性に優れたバックパックを次々と開発してきたのが、ドイターだ。
Deuterバックパックの特筆すべき背面システム
バックパックのメーカーとして良く知られているドイターは、これまで多くの革新的な背面システムを開発してきた。それもハイキング、トレッキング、バイク、シティユースなどありとあらゆる場面にぴったりのシステムが多種多様に準備されている。
例えば、ハイキング用にはドイターエアコンタクトトレイルプロシステムという背面システムがある。このシステムの最大の特徴は、ポンプの働きをし、背面の空気の入れ替わりを促進する、中空フォームだろう。この中空フォームによって発汗量が最大15%も軽減される。さらに、縦に並んだチムニーと呼ばれる煙突のような形をしたパッドにより、熱気が上方に逃げるような設計にもなっている。
また、山登り専用のバックパックにはアルペンバックシステムが採用されているものもある。このアルペンバックシステムにはスタビライザーストラップというアイテムがついており、これを緩めることで通気性がアップし、逆に閉めることでフィット感がますシスエムとなっている。変わりやすい山の天候を考慮したシステムだ。
初心者にも上級者にもおすすめのドイター
失敗しないバックパック選びには、ぜひともドイターがお勧め
はっきり言って、バックパックと一口に言っても容量、サイズ、機能、フィット感、値段、など選択肢は無限にある。初めてバックパックを買うとき、どれを選んだらいいかわからない、何を基準に選んだらいいか見当がつかない、もう何が何だかわからない、という方がほとんどだろう。
そういう方は今回紹介したドイターのバックパックを選んでおけば、間違いはない。もちろんドイターだったらどれでもいいかといわれればそうではない。自ら背負ってみてきちんとフィットするものを選ばなければならないが、通気性、クッション性など総合的にみてドイターの質実剛健なつくりは、使い込めばこむほどその良さを自ら味わい知ることができるだろう。何年かたっても、やっぱりドイターでよかった、と思わせる質の高いバックパックが数多くラインナップされている。