アウトドア業界のリーダー、Camp Chef（キャンプシェフ）

1990年、アウトドアクッキングをさらに楽しく充実させるためのアイディアの実現に向け、Camp Chef（キャンプシェフ）は設立された。キャンピングに興味を抱く多くの人達は当時からアウトドアクッキングに大いなる憧れを持っていたが、中々質の良い調理器具に出会うことはできずにいた。これをチャンスと見た同社は素早く反応し、市場のニーズを掴んでいった。
キャンプシェフを最も有名にしたのは様々な形、大きさの異なるダッチオーブンであろう。日本ではクッカー、またはコッヘル(Kocher)とも呼ばれアウトドアでは非常に重宝するクッキングアイテムである。現在までアルミニウム製の軽量クッカーが人気を集め、実際の扱いやすさも相まって日本では非常に人気が高まっている。オートキャンプと言われる比較的軽装備、だからクッキングアイテムもアルミや最近ではチタン製も含め軽量なものが重宝されるのであろう。
対してアメリカではキャンピングカーを使用した本格的アウトドアに魅力を感じる人が多く、クッカー自体鋳鉄製（ちゅうてつ）のダッチオーブンが人気なのも頷ける話である。
キャンプシェフはこのダッチオーブンを主とした本格的アウトドア製品を販売し、20年以上に渡り業界のリーダー役としてその確固たる地位を築いている。


機能美に溢れたCamp Chefのクッカーの魅力

広大なアメリカには多くの大自然が存在しそこに住む人達や観光客の目をくぎ付けにする。キャンプシェフはそうした自然の宝庫ユタ州に本拠を構える。4000m級の山々がそびえ立つロッキー山脈やネバダ州と隣接した幾重にもいりくんだ渓谷等、本格的アウトドアにはこの上ない地域といってもいいだろう。そこに働く人達も西部開拓時代の名残りを醸し出し、生み出される製品にはその気持ちがのり移るかの如くまさに“熱”のこもったアウトドアアイテムが日々キャンパーを楽しませているのである。
例えば大小様々な形を織りなす渓谷美を堪能しながらのキャンプ、日本では中々お目にかかれないアウトドア体験として心に刻まれることであろう。雨風をしのげる軒（のき）を見つけたき火をしながらBBQに講じるのもよし、大平原にキャンピングカーを停め（もちろん人が立ち寄れる管理された上での“大自然”だが）アウトドアクッキングに費やす時間を楽しむでもよかろう。
キャンプシェフの調理器具はそうした大自然の環境に合わせ、自然の変化に左右されにくい頑丈な構造と、冷えた身体に染みわたる熱くてホカホカの料理を作れる機能美に溢れている。

日本と異なり鋳鉄製の鍋が人気のアメリカでは、アウトドアを普段作るのとなんら変わらずの本格的な料理と捉えている。そのためゆっくりと時間をかけて煮込んだり蒸し焼きにしたりとその調理法にひと手間を加えることを望むキャンパーが少なくない。
この要望に敢然と応えたのがキャンプシェフのクッカー（ダッチオーブン）だ。一度その機能を堪能したものはアウトドアの新たな楽しみが広がったことを感じずにはいられない。


素材の味を絶品に変える名シェフの正体

日本人がアメリカ式キャンプを体験しようと思うと煩わしいことが意外に多い。炊事場やトイレの問題、シャワーや電源の有無、何より夜になれば辺りは真っ暗で初心者なら恐くないはずがない。
しかしアウトドアというのは本来そういうものである。何もないところから知恵と工夫を凝らして自分たちの“その時間”だけに限られた不便さと快適さを堪能するところに価値がある！
そんな少々“恐ろしい”アメリカでのキャンプ体験（日本人から観た場合）、唯一といっていい楽しみが食事ではないだろうか。誤解しないでもらいたいのだがアメリカ人はこうした大自然のキャンプが普通だと考えている。もちろん彼らも食事はキャンプ一番の楽しみと考えている。キャンプ中夜間になれば冷え切った身体や心は熱いスープやホッカホカのパン、そしてジューシーな肉をほおばりたくなること間違いない。
キャンプシェフはそうしたキャンパー達の胃袋を満たす料理作りを様々な角度から応援している。同社のダッチオーブンは「煮込む・蒸す・焼く」といった一通りの調理法を実現できるだけでなく、工夫次第で家庭で作るのとほぼ変わらないレシピをアウトドアで堪能できるのである。一度火が通れば鍋全体にじんわりと熱が加わっていく過程で野菜や肉の味が“絶品”へと変化していく。正にキャンパーの必需品ともいえるこの【クッカー】は是非日本のキャンプシーンでも体感したいお薦めの品なのである。