Gamakatsu Rods(ガマカツ/ロッド)
2024-10-07 / 252 view
日本発の高品質釣り具ブランド「Gamakatsu」
四方を海に囲まれた島国である日本では、数多くの著名な釣り具メーカーが誕生した。その中でも、品質にこだわった玄人向けの商品を数多く展開しているのが「Gamakatsu(がまかつ)」だ。
1955年に兵庫県神戸市で創業したGamakatsuは、当初、ハンドメイドの釣り針を専門に制作していた。その後、1976年にロッドの製作にも参入し、総合釣り具メーカーへと成長を果たした。その約10年後にはGamakatsu International Coを設立するとともにアジアに新工場を建設し、本格的に海外市場を視野に入れた戦略を展開し始めた。
日本では、その信頼性の高さから釣り具を全てGamakatsuでそろえる「がまラー」と呼ばれる釣り人が存在するなど、釣り具業界で確固たる地位を築いており、「がまかつファングループ」と呼ばれる愛好者の公式団体が存在する。その会員数は全国で5,000名にのぼり、日本のフィッシング界の中でも無視できない規模となっている。
現在は、本社をシンガポールへと移転し、アメリカや中国に限らず、ヨーロッパ、オセアニア地域まで販路を拡大しており、同社製品のファンをグローバル規模で着実に増やしつつある。
Gamakatsuの技術が詰まったロッド「Akilas」「Destrada」
Gamakatsuブランドを冠したロッドは、主にヨーロッパで展開されている。ヨーロッパでの主力ライン「Akilas」はGamakatsuのテクノロジーが凝縮されたフライロッドであり、シチュエーションに応じた様々な型が存在する。
特徴は、キャストの正確さと飛距離の両立を可能にするボディだ繊細な先端のティップと太く力強いバットを併せ持ち、パラボリック・アクションとプログレッシブ・アクションの中間のような特性を持つ。初期装備のガイドには、こちらも日本発祥の世界的ガイド専門メーカー「Fuji」のガイドを採用した。
プロ向けの上位ラインとしては「Destrada」が用意されている。ボディには軽量性と耐久性を高い次元で実現する東レ製のカーボンが使用されている。ブランクに採用されたクロスカーボンラッピングの技術により、ブランクのねじれやゆがみが取り除かれ、より遠くへキャストしたい釣り人のニーズに応えることを可能とした。ガイドはAkilasと同様、Fuji製のものを用いているが、より高水準でロッドの性能を引き出すため、Fujiが作成した基準「New Guide Concept(NGC)」をクリアし、ロッド全体が調和していることも「Destrada」シリーズの特徴だ。
ヨーロッパでも愛されるGamakatsuブランド
ヨーロッパは、海に面していない、或いは海に面する面積が少ない国が多く、フィッシングの中心は川や湖での淡水釣りだ。またフィッシングへの規制が厳しく、例えばドイツではどこで釣りを楽しむにも国家資格が必要だ。初心者がフィッシングを楽しむハードルが日本よりも高く、玄人向けロッドの市場が大きいと言える。そのような地域で磨かれたロッドであれば、多様な河川や湖沼を有する日本でも真価を発揮してくれるはずだ。
そんなGamakatsuブランドのロッドの真骨頂ともいえるのが、ヒットした際のロッドが描く完璧な放物線で、この放物線の形状は、ロッドの完成度の高さを示している。また、耐久性と軽さを兼ね備えたロッドは、その際立ったブランク全体の細さから、水中においてもほとんど水の抵抗を受けず、あらゆるシチュエーションでも自在にロッドをコントロールできるというのもGamakatsuロッドの魅力の一つと言える。
繊細な操作性は、ルアーの動きも思い通りになることを意味している。Gamakatsuのロッドは様々な経験を積んできた釣り人に最適なフィッシングギアと言えるだろう。
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