Gamakatsu Terminal Tackle(ガマカツ/ターミナルタックル)
2024-09-25 / 212 view
兵庫県から始まった世界の釣り針メーカー「Gamakatsu」
Gamakatsuは1955年に創業した釣り針メーカーだ。創業当初は蒲克(がまかつ)釣本舗という名称で、日本人におなじみのがまかつという名称に変わったのは1968年のことだ。
1988年には同社初の海外進出であるタイランドへの工場建設を果たし、1992年には米国でGamakatsu Inc.が設立された。現在はシンガポールに本社を置き、オランダやドイツにも事業所を置く国際企業となっている。ちなみに蒲克という名前は創立地である兵庫県西脇市蒲江の「蒲」と、創業者の藤井繁克の「克」の字を合わせてつけられている。
Gamakatsuが創業した兵庫県西脇市および丹市の一帯は、古くから播州針の産地として知られている。播州針とは幕末の嘉永年間に小寺彦兵衛によってはじめられた技術と伝えられており、今も兵庫県の同地域には名だたる釣り針メーカーが軒をつらねている。Gamakatsuも播州針の伝統の流れにくみする企業であり、確かな伝統に裏打ちされた技術のもと一級品の釣り針を作り続ける企業の一つである。
今日、Gamakatsuは創業当初に扱っていた釣り針や仕掛けから、1976年から生産を始めたロッド、はてはウェアやグッズまでさまざまな商品を取り扱っている
ワームを外さず獲物も逃さない「Gamakatsu Worm Skip Gap」
「Gamakatsu Worm Skip Gap」はGamakatsuが販売している高品質の釣り針だ。特筆すべきは工夫が施されたその特異な形状である。
「Gamakatsu Worm Skip Gap」の根元を見てもらえば、そのほかの釣り針と違ってジグザグに折れ曲がっているところに気づいてもらえるだろう。実はこの形状はワームなどのベイトをより確かに保持するために作られているのである。キャスティングの後、水面に激しく叩きつけられるなどしてベイトが外れてしまうことがある。特に、夏など気温が高い時はプラスチックで作られたベイトも柔らかくなってなおさら外れやすくなってしまう。
しかし、「Gamakatsu Worm Skip Gap」なら、このジグザグ部分のおかげでベイトをしっかり保持できるのである。つけ方としてはベイトを針の根本まで通したのち、ベイトの垂れ下がった部分を針に指して二点で固定するかたちとなる。ワームだけでなく、バズフロッグなどすべてのソフトベイトに対応できる。
また、Gamakatsuの商品は丹念な鍛造によって耐久性に優れていることも特徴だ。針自体頑丈なつくりなのはもちろん、何回も抜き差ししても針先の鋭さは落ちにくくなっている。もしソフトベイトを使う予定があるなら、期待を裏切らない「Gamakatsu Worm Skip Gap」を使ってみてはどうだろうか。世界的な企業が培ってきた技術の粋を感じられるはずだ。
「Gamakatsu Worm Skip Gap」を実際に使ってみると……
「Gamakatsu Worm Skip Gap」を実際に使ってみた様子はどうだろうか。
まず目を引くのは「Gamakatsu Worm Skip Gap」の特徴であるベイトの保持しやすさである。確認した限りでは、バスなどの獲物を釣り上げたあともベイトが外れているということはなかった。大型の獲物と格闘した後でもあまりずれていない点は見ていて美しいと思うほどだった。
保持しやすさに加えてベイトの仕掛けやすさも特筆すべきことである。慣れのせいもあるのかもしれないが、仕掛けたワームがするすると根元の方までほとんど抵抗なく登っていく。誤って指先を傷つけたりベイトを損なったりすることはなかったので、無理の無い形になっているのかもしれない。この仕掛けやすさには針の鋭さも関係しているのだろう。
針も鋭く、同じタックルを何度も使っても獲物への刺さり具合は変わらないように見えた。引き上げた獲物も少し暴れたくらいでは針から逃れることはできなかった。
Gamakatsuが誇る高炭素鋼ならではだろうか、耐久性も素晴らしいものとなっており根がかりなどで強い力が加わった時以外はそうそうゆがむことはない。また、金属の性質として錆びにくくなっていることも付け加えておきたい。
「Gamakatsu Worm Skip Gap」世界水準の技術でもって確実に仕事をこなしてくれる。あなたのフィッシングの頼れる相棒になってくれるだろう。
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