ABU GARCIA Rods(アブガルシア/ロッド)
2024-11-22 / 464 view
歴史ある北欧スウェーデンで始まった釣り具メーカーABU Garcia
ABU Garcia(アブ・ガルシア)の歴史は今から90年以上前の1921年、スウェーデンのスヴェングスタで創業した時計工場にさかのぼる。
創業者であるカール・アウグストは当初、懐中時計と電話度数計を作る会社としてABU Garcia(当時はABウルファブリケン社)を誕生させた。その後タクシーメーターを開発し好調な販売実績を積み重ねていたが、1939年、第二次世界大戦のあおりを受けて会社は危機に陥る。自動車の交通が規制されたためだ。
そこで、二代目社長のイエテは趣味であった釣りに目をつける。1941年にはベイトキャスティングリールを初めて販売。1952年には看板商品であり、なおかつ名器と呼び声の高いリールシリーズ「アンバサダー」を販売。今でも。人気を得ているリールであり世界中の釣り人に愛され続けている。
1979年にはアメリカへの輸入を請け負っていたガルシア社の倒産に伴い、同社を吸収合併。1983年に現在のABU Garcia(アブ・ガルシア)社が誕生するのだ。リールだけでなく、ロッド、ルアーなども扱う総合メーカーとして良く知られている。
一つの究極を実現したABU Garciaの高性能ロッド。
ABU Garciaというとどうしてもリールに目が行きがちだが、今回はあえてロッドをご紹介しよう。ロッドもかなりの傑作がそろっている。
一押しのシリーズはFantasistaシリーズだ。どんな水面でも、どんなルアーでも、どんなシチュエーションでも全方向に対応できるのがこのFantasistaシリーズのTORQUE CORE SHAFTだ。ロッドの性能の大半を決めるブランクスを新たに設計しなおし、大幅の軽量と耐久性、強度を実現した究極系だ。振り抜けの良さはもちろん、ロッド操作感、パワーと繊細さを両立させた高性能なモデルとなっている。
また、超軽量モデルとしてロッド重量を100グラム以下に収めたERADICATER Baitfinsse Custom Air(エラディケーター・ベイトフィネスカスタム・エアー)も人気のロッドとして名を馳せる。ブランクスを4軸カーボンで覆うことによって軽量化だけでなく、最高レベルの感度を実現することに成功したモデルだ。ABU Garciaの最高傑作といっても過言ではない出来栄えとなっている。
ABU Garciaで実現する最高のフィッシングフィーリング。
「弘法筆を選ばず」とはいうものの、このABU Garciaのロッドに関しては例外ではないかと思えてしまう。最高レベルで釣果を上げることができる。ルアーや小物類に関してはあまりラインナップが豊富とは言えない。が、それ以外の釣りの根幹をなすもの、ロッド、リールに関しては文句のつけようがない。
事細かにどの魚を狙うかによって、ロッドやリールを変え最適なチョイスを提供してくれるのがABU Garciaだ。マグロならこれ、メバルならこれ、というように狙いによってアイテムをそれぞれ変えて楽しむことができる。価格帯はそれほど低くはないが、買って損をすることはまずないだろう。
非常に丈夫でトラブルが少ないのもABU Garciaの製品の特徴だ。水没して2年たったリールがメンテナンスした後、普通に使えた、という逸話もあるほどに丈夫なつくりになっているのだ。
どれを買ったらよいのか、正解がわからない、という方にはこのABU Garciaをぜひともお勧めする。手に入れて後悔することはほとんどない。
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