Corratec(コラテック)の自転車
2025-03-04 / 592 view

大胆な発想と確かな技術力の自転車ブランド、Corratec
Corratec(コラテック)がブランドとして誕生したのは1990年だ。創業者はKONRAD IRLBACHER(コンラート・イアルバッハ)。彼がCorratecを創業したとき、店舗の大きさは20平方メートルしかなかった。それが今や世界を代表する有名なバイクブランドとして成長している。
その成長を支えたのは、何とっても世界初のセミスリックタイヤ「DIAMNT SLICK」だろう。セミスリックタイヤとはロードバイクなどでよく見る競技仕様のスリックタイヤと、MTBなどに装着されているブロックタイヤの中間のタイヤだ。舗装道路も、ある程度のオフロードも走行できる設計となっている。
Corratecはドイツのブランドなだけあって、緻密な設計と計算されつくしたデザインが両立したバイクを作っている。また、有名な弓型フレーム「Super Bow」はCorratecの自慢のアイテムだ。フレームを弓型にすることでねじれに対する剛性を高め、安定したハンドリングを実現した高性能なフレームとなっているのだ。
セミスリックタイヤを採用する大胆さと、弓型フレームを開発する技術力の高さが、今のCorratecを支えているのだろう。

Corratecでお勧めのロードバイク
フレームに力を注いだハイエンドモデルとしてお勧めなのが、CCT EVOというモデルだ。
フレームにはカーボンモノコックフレームを採用している。しかしこのフレーム、製造過程に一工夫をくわえている。従来の製造方法ではカーボン素材にしわやヨレができていた。それを解消するため、伸縮性に富んだポリエステル素材を使用し内圧をかけることで、しわとヨレ、また均一な厚みを実現したのだ。これによって、より軽く強靭なフレームが完成。スペックの高い一台となっている。
また、Corratecのエントリーモデルとしてお勧めしたいのが、DOLOMITI SLだ。このDOLOMITIシリーズはエントリーモデルながら、上位機種のフロントフォークをそのまま踏襲。そのおかげでなめらかなハンドリングと、高い剛性を実現している。
加えて、コラムの素材には贅沢にカーボン素材を使用。そのおかげで150グラムほどの軽量化に成功し、結果、バイクの重量もエントリーモデルらしからぬものになっている。一言で言ってしまえば、コストパフォーマンスに非常に優れたモデルなのだ。
さらにうれしいことに、このDOLOMITIシリーズは、日本人向けの42サイズが準備されており、比較的小柄な方でも気軽にロードバイクの楽しみを味わうことができる。

シティライドにCorratecのクロスバイクはぴったり
競技に参加するほどではないが、ドイツ製の高性能なCorratecのバイクを楽しみたい、という方もたくさんおられるだろう。そんな方にお勧めなのが、Corratecのクロスバイクだ。
クロスバイクはほかのロードバイクやMTBに比べてはるかに購入しやすい値段設定となっている。例えばSHAPE URBAN というモデルは、フレームにアルミフレームを採用することでコストを抑えながら、タイヤにはパンクに強くかつグリップ力に優れたWTB Thick Slickを採用している。これによって、通勤通学、サイクリングなど幅広い用途に対応したバイクを実現しているのだ。
Corratecの確かな技術力は、これまで多くの人を魅了してきた。それだけでなく、数多くのレースで勝利を獲得しており、技術力の高さを実証している。
Corratecの本社があるドイツミュンヘン周辺にはたくさんのトレイル、山道、そしてクロスカントリーが存在する。そこで実地テストをしっかりと行い、フィードバックをバイクに活かすことにより、世界に誇る最高基準の製品が完成するのだ。
ぜひ、メイド・イン・ジャーマニーの確かなバイクを手に入れ、最高の走りを体感してみてはいかがだろうか。