【検証】サイクリングは本当にダイエットに適しているのか? セカイモンスタッフが実証してみた
2024-12-02 / 14679 view
「この夏、無理なく続けられる自転車ダイエット!!」
この時期になると男性誌・女性誌がこぞってダイエット特集を企画しますが、ヨガやティラピスなどと並んで登場するのが自転車ダイエット。
「無理なく始められるサイクリング」
「ジョギングよりも気軽に楽しめる」
などなど、苦しまずにダイエットができるという夢の方法としてメディアに取り上げられていますが、果たして本当なのでしょうか!?
実際にも体験しないと納得いかないセカイモンスタッフ海老澤が1日だけサイクリングをやってみました。 結果の前にサイクリングがどれほどダイエットに適しているのかご紹介します。
サイクリングがダイエットに適している3つのポイント
(1)初心者でも無理なく始められる有酸素運動
ダイエットの3Kと言われている「きつい」「高額」「効果なし」。スポーツジムに通ってみても忙しさにかまけて行かなくなるのが関の山ですが・・・
自転車は、体にかかる負荷が少ないうえに、十分な酸素を取り込むことができるため有酸素運動に適した乗り物なのです。
ジョギングで1時間走るのは、慣れないと厳しいですが、初心者でも自転車なら自分のペースで長い時間走ることが可能なので、それだけカロリーも消費しやすいようですね。
(2)サイクリングは全身運動
サイクリングは下半身の筋肉のみを使われると思われがちですが、バランスを保つために上半身もガッツリ使われているため、全身の70%を使ってカロリーを消費しています。
また一方で、「自転車によって下半身が太くなるのでは・・・?」という悩みをよく聞きますが、そんなことはありません。
競輪選手の下半身が太いのは、単距離を猛スピードで走るためであり、 健康・ダイエットのためのサイクリングは、有酸素運動なので過度に足が太くなることはないのです。実際、サイクリングによって体系を維持するモデルさんもいるとかいないとか。
(3)サイクリングでどのくらいカロリーを消費できるの?
サイクリングは時速30kmで20分走ると約210カロリー消費するといわれています。
※比較画像
時速30kmとなると原付の法定速度ぐらいですね。ママチャリだとこの速度を維持するのは難しいですが、ロードバイクであればいとも簡単に出すことができるのです。
退屈なウォーキングやジョギングはやめて、風を感じながら優雅にカロリーを消費しませんか?往復1時間で約620キロカロリー、食べ物でたとえるなら天丼一杯分が消費できるのです!
痩せるポイント
効率よく痩せたいのであれば、もっと自転車のサドルを高くしてみましょう。サドルが低いままだと、脚の前側の筋肉ばかりに負担がかかってしまい、結果、足が太くなってしまうのです。
もっと具体的にいうとつま先が足にようやく届く高さにすると効果がでます。サドルが低いと脚全体の筋肉を生かしきれない上に、太ももの前側の筋肉ばかり使うので、脚が太くなる原因にもなってしまいますよ。
セカイモンスタッフが1日だけサイクリングしてみた
理論上、サイクリングはダイエット効果にいいことは理解できました。
しかし、実際に試してみないことには記事にはできません。というわけでロードバイクだけを所有しているセカイモンスタッフ海老澤がサイクリングに行ってみました。
サイクリングでどこまで行くかと考えた末、“どうせ行くなら遠くまで行きたい”ということで地元の千葉から茨城の筑波山を目指すことに決定!
消費カロリーが計測できるようにGPSと連動しているアプリを起動して出発!
道で知り合ったおじいちゃんと記念撮影! 出会いも楽しめるのもサイクリングの魅力ですね。ご協力ありがとうございます!
―――――サイクリング開始から30分後
国道6号を進み、「東の渋谷」との異名を持つ柏に到着。
―――――サイクリング開始から1時間後
茨城県到着!
―――――サイクリング開始から1時間30分後
筑波山が見えてきた!
―――――サイクリング開始から2時間30分後
筑波山の山頂近くにある神社に到着!
ここでアプリを確認すると消費カロリーは約2000キロカロリー!
二郎ラーメン1杯分ぐらいですかね。
ちなみに上り坂のことを“ヒルクライム”と言います。ヒルクライムはかなり苦しかったですが、達成感のためか疲れはありません。サイクリングなので2時間半走り続けても無理なくダイエットができそうです。
まとめ
サイクリングによって無理なくダイエットできることは実証されました。しかし、ひとつ気を付けてほしいことがあります。
それは「ダウンヒル」。
峠から下ることを「ダウンヒル」と言いますが、当然下り坂なのでかなりのスピードがでます。 僕も筑波山の峠からダウンヒルしたときは・・・
―――「風に当たって気持ちええなー! まだまだスピード出すぞー!!」
と思っていましたが。
・・・転びました。
道に落ちていた小っちゃい石にハンドルを奪われたのです。幸いケガはありませんでしたが、代わりにポケットに入れていたスマホが飛んでしまい、画面がボロボロに・・・。
みなさん、無理をせず安全運転でサイクリングを楽しみましょう!