NEILPRYDE(ニールプライド)の自転車
2024-11-06 / 596 view
最先端の自転車ブランド、NEILPRYDE
自転車という分野では、その歴史の長さが評価されている傾向もあるが、果たしてそれは本当に正しいのだろうか。そう感じさせてくれる自転車ブランドがNEILPRYDE(ニールプライド)である。
NEILPRYDEはウインドサーフィンのメーカーとして知られており、自転車業界へ進出したのは2010年と比較的新しい自転車ブランドである。ウインドサーフィンではセイルを作る際にカーボン素材を使うことも多く、NEILPRYDE は80年代から蓄積されたカーボン素材の加工技術を駆使した新進気鋭のロードバイク製作を行なっている。
現在は生産拠点をイギリスにおき、ロードレースの最先端であるヨーロッパの需要をいち早く取り入れることに重きを置いており、革新的なロードバイクの数々を生み出している。
NEILPRYDEは開発段階から世界のトップクラスで活躍するロードレーサーの意見をしっかり汲み取った開発を行なっており、完成したプロトタイプを実際のレースで使用することで製品としての本当の意味での完成につなげているのだ。
また、科学的根拠に基づいたフレーム作りや実験などにも力を注いでおり、乗り手の使用感と最先端の技術を組み合わせた最高峰のロードバイクを作っていると言える。
今回はそんなNEILPRYDEのロードバイクZephyrを中心にその最高峰の性能について見ていきたい。
しなやかなカーボンフレームのロードバイク、Zephyr
ZephyrはNEILPRYDEが販売するカーボンフレームを使ったロードバイクである。
最も大きな特徴は乗り手の感覚にぴったりはまるカーボンフレームだ。ウインドサーフィンのセイル作りでは、カーボンのしなるポイントと固くするポイントを非常に繊細に使い分けしている。それをロードバイクのフレーム作りに応用したロードバイクがZephyrなのだ。
そのしなやかで強度の高いフレームはロングライドやツーリングだけではなく、少々のオフロードでも問題なく走破できる。また、乗り手に疲労感を与えない快適な走りも魅力で、自転車が勝手に走り出すような感覚になるとも言われている。
デザインはヨーロッパの自転車ブランドの中でも革新的で、曲線型のフォルムが最先端の技術を乗り味以外の点からも感じ取ることができる。
価格はフレームセットで20万円を超えるロードバイクの中でも本格的なモデルであるが、その操作性はプロのロードレーサーだけではなく、初めてロードバイクを買おうと考える方にもおすすめで、ロードバイクに乗る楽しさを心の底から感じられるそんな一台だ。
超軽量フレームのロードバイク、BURA SL
Zephyrはしなやかなカーボンフレームが特徴のロードバイクだったが、NEILPRYDEにはそれ以外にも様々なフレームを使ったロードバイクがラインナップされている。
その一つがBURAシリーズである。BURAは最先端のカーボンを用いて作られたオールラウンドな軽量ロードバイクで、その軽さだけではなく耐久性も光る一台だ。
さらにBURAの上位モデルであるBURA SLが傑物だ。なんと720gという超軽量化に成功したロードバイクで、セイル作りで培ったNEILPRYDEのカーボン作りのすべてを凝縮した一台とも言える。こちらもBURAと同じく耐久性も高く、スピード感も非常に良いまさにロードバイクの最高峰モデルに相応しい最先端の技術が集約された一台なのだ。
価格は最上位モデルでは80万円を超え、フレームセットだけでも40万円近い高級モデルではあるが、ロードレースなどにおいて極限までの性能とスピードを追い求めるレーサーには間違いなく必要なバイクである。また、他のブランドの高級モデルとも異なる独特な乗り味は、既に高級モデルを所有していても必ず満足できる自転車だ。
稀ではあるが、本体やフレームセットが海外通販サイトなので安価に販売されている場合もあり、少しでも安く購入したいと考える方にはそちらもおすすめだ。