KOGA(コガ)の自転車
2024-12-02 / 1580 view
オランダを代表する自転車ブランド、KOGA
ヨーロッパはイギリス、イタリアに自転車の有名ブランドが多数あるが、オランダにもそんなヨーロッパの大手メーカーに負けないという気持ちから生まれた自転車ブランドが存在する。
それが、KOGA(コガ)だ。
KOGAは品質の高い自転車を作るというコンセプトのもと、車内に厳格な生産体制を確立し、古くから多くの自転車を販売している。創業当初はヨーロッパを中心に販売していたが、現在はアメリカや日本など世界各国で販売拠点を持ち、確かな品質を持つ自転車を製作している。
ロードバイク、MTB、折りたたみ自転車など個性的で確かな品質を誇る様々な製品を開発、販売しているが、その中でも抜群の実績を誇るのがロードバイクだ。
オランダ人としてツール・ド・フランスで優勝した選手のサポートをしているほか、オリンピックや世界選手権などでも多くの優勝経験を誇り、ヨーロッパの中でも世界レベルで活躍する自転車ブランドであるということがわかる。これらの実績は社内での厳格な性能テストとプロによる実戦テストという、綿密な生産背景が生み出している企業努力の賜物だと言える。
今回はそんなKOGAを代表するロードバイクとフレームについて詳しく見ていこう。
KOGAと日本ブランドの共同開発、KOGA MIYATA
KOGAは日本の有名自転車ブランドであるミヤタ自転車と共同制作のロードバイクを製作していた。ミヤタ自転車はフレームの製造技術に長けており、世界に通用する自転車フレームを古くから製作していた。こちらのモデルはKOGA MIYATAというブランド名で日本を中心に販売されており、世界トップレベルのロードレースでも結果を残してきた。
2010年に販売は終了され、現行モデルは販売されていないが、日本とオランダの歴史あるブランド同士が共同開発したそのロードバイク、フレームは、現行モデルに引けを取らないものだ。当時世界でも屈指の軽量化されたフレームは、快適な走りだけではなく、耐久性も非常に高く、最高峰のロードバイクと言われている。
現行モデルは生産終了されているため、購入するには海外通販などで中古品を探さなければいけないが、完成車、フレーム共に海外でも流通しているため、自分が狙っているモデルも比較的見つけやすいだろう。中古品であれば価格も安く購入できるため、その点から見ても非常におすすめだ。
ヴィンテージの魅力もたっぷりのKOGA MIYATA
KOGA MIYATAはその性能でなく、20年以上続いた共同開発だったため、非常に古いモデルも数多く存在する。特にミヤタ自転車は日本のロードバイクフレーム製作の先駆者とも言われており、そのフレームは性能だけではなくヴィンテージ的な魅力にも溢れている。
ブルーのフレームが印象的なヴィンテージフレームは、チームミヤタとして海外のロードレースで活躍したロードバイクファンにも馴染み深いデザインであろう。
ロードバイクのヴィンテージフレームは、歴史あるブランドのクラシックなデザインを好む人も多いと思うが、KOGA MIYATAのように特別な価値を持ったブランド同士のコラボモデルをチョイスするのも非常におすすめだ。ロードバイクとしてのロングライドはもちろんだが、周りとは違う特別なロードバイクは街乗りでも、自転車好きにしかわからない特別な価値を放ちながら走れるだろう。
こちらもヴィンテージモデルなので、中古品を探さなければならないため、基本的には海外通販で購入することになるだろう。
古いモデルであればあるほど、流通量も少なく気に入った年代のカラーやモデルを探すのは非常に難しい。しかし、自分の気に入ったモデルを見つけられれば、一部の人しかわからない特別な価値を持ったロードバイクを一生モノとして使っていくことができる。これも、ひとつのサイクリストの在り方ではないだろうか。