MONTAGUE(モンタギュー)の自転車
2024-11-20 / 1539 view
折りたたみ自転車の常識を打破したブランド、MONTAGUE
革新的な自転車メーカー『MONTAGUE(モンタギュー)』は、折りたたみ自転車への偏見をことごとく打ち破ってきたメーカーだ。
折りたたみ自転車と言えば、ホイールが小さく、発進は楽だがなかなか進まない街乗り専用の乗り物というイメージを持つ人は多い。しかし、『MONTAGUE』が世に送り出した折りたたみ自転車は、なんとフルサイズのマウンテンバイクだ。
この革新的な製品を生み出した『MONTAGUE』は、1987年、アメリカのマサチューセッツ州で誕生した。創設者のデイヴィッド・モンタギューは、当時、世界最高峰の理系の大学「マサチューセッツ工科大学(MIT)」の院生だった。フルサイズの折りたたみ自転車が作れないか思案していたデイヴィッドは、新たな折りたたみ機構「BiFrame」を発明し、一躍有名となった。
1996年には、世界的な自動車メーカー「BMW」と共にオリンピック向けの自転車を作成した。また、翌年にはアメリカ軍の技術開発を担う国防高等研究計画局(DARPA)と共に、海兵隊向けの折りたたみ電動自転車を作成した。その後も、『MONTAGUE』はいくつかの新しい形式の折りたたみ機構を発明し、利便性と走る楽しみの両方を追求するユーザーを満足させ続けている。
最高レベルの性能を誇るMONTAGUEの自転車
『MONTAGUE』の最新モデル「Allston」は、間違いなく世界最高峰の性能を誇る折りたたみ自転車だ。都会でのライディングに適したスマートなボディに、ベルト式のチェーンを搭載。油を差す必要がなく、メンテナンスの手間やチェーンが伸びて外れるリスクもない。
さらに特筆すべきは、折りたたんだ状態で自立する点だ。後部のラックが、折りたたみ時にスタンドとして機能することにより、運べる荷物のキャパシティを増やしつつ、折りたたんだ自転車をどこかに立てかける必要がなくなった。
また、『MONTAGUE』の人気モデル「Paratrooper」にも触れておこう。「Paratrooper」は、DARPAとの共同開発をベースとしたマウンテンバイクシリーズだ。元々、空挺師団用に開発されていたこともあり、その耐久性は米軍の折り紙付き。象徴的な太いフレームは、折りたたみ自転車らしさを感じさせないほど力強い。
重さも大事なファクターだ。折りたたみ自転車を選ぶにあたって重要な要素である重量は約14.5kg(32ポンド)。一般的なミニベロタイプの自転車の重量が11kgほどであることを考慮すれば、フルサイズのマウンテンバイクとしては破格の軽さだろう。24段変速機構を搭載し、あらゆる環境で乗りこなすことができる。
都市でもアウトドアでもMONTAGUEを乗りこなそう
『MONTAGUE』の自転車を選ぶ際には、まずどういうシチュエーションで利用したいのかが大切になってくる。
都市をスムーズに移動したいなら、「Allston」をはじめとした「Urban」シリーズを選ぶべきだ。舗装路用に設計されたクロスバイク仕様のタイヤにより、街乗りで求めらるスピード性能と耐久性が両立されている。ギアとブレーキには、自転車市場で圧倒的なシェアと高性能を誇るシマノ製の部品を採用し、乗り心地も抜群だ。
アウトドアでバリバリ自転車を乗りこなしたいなら、「Paratrooper」一択だろう。フルサイズのマウンテンバイクと比べて遜色のない性能を誇り、悪路も走破できる。
タウンユースにしろアウトドアユースにしろ、上位モデルにはスタンドラックが搭載されており、荷物を積むと同時に折りたたんだ際に自立させることが可能だ。コンパクトな状態であれば、車のトランクに収納することもできるため、従来、自動車でロードバイクやマウンテンバイクを運ぶのに必要だった特殊な器具は必要なくなる。重量も12kgから15kgと軽いため、多少の階段や段さなら持って上がれてしまう。
様々なシチュエーションでサイクリングを楽しみたい人のあらゆるニーズに高いレベルで応えてくれるのが『MONTAGUE』の自転車なのだ。