SCHWINN(シュウィン)の自転車
2024-11-16 / 958 view
CHWINNの歴史は自転車の歴史そのもの
自転車が現在の形になったのは、19世紀末。同じ時代に創業し、100年以上の間、自転車を作り続けてきたブランドがある。その名は、『SCHWINN(シュウィン)』。
ドイツ系移民の機械エンジニア、イグナス・シュウィンは、1895年に自らの自転車会社を立ち上げた。当時、シュウィンのいたシカゴは空前の自転車ブームの真っ最中であり、会社は瞬く間に成功した。
1930年代の大恐慌で多くの自転車メーカーが倒産していく中、『SCHWINN』は大胆な設備投資を繰り返し、1933年には業界の標準規格となる26×2.125インチタイヤを開発した。その後も、クルーザーバイクや自転車用のカギなど現在の自転車カルチャーに欠かせない発明を重ねた。
『SCHWINN』の新たなブレイクスルーとなったのが、1963年の「Sting-Ray」発売だ。後のBMXの原型となった「Sting-Ray」は、当時のアメリカのティーンエイジャーの間で爆発的な人気を博すとともに、派生系としてマウンテンバイクを生み出すなど大きな影響を及ぼした。
まさに、自転車の歴史そのものを体現する『SCHWINN』は、現在も世界中で熱狂的なファンを有する伝統のブランドと言える。
最新モデルもヴィンテージもSCHWINNで
『SCHWINN』は、現在でも高品質な自転車を作り続けている。
「Searcher」は、『SCHWINN』が送るベーシックなクロスバイクだ。ボディには、トリプルバテッド・アルミフレームを採用し、サンツアー社製のサスペンションと合わせてクロスバイクならではの安定感を実現している。サドルとハンドルには、『SCHWINN』が蓄積してきた知見を活用し、人間工学に基づいた設計がなされている。700×40cタイヤにより、舗装路も軽いオフロードも快適に走れるバランスの良さもポイントだ。
100年以上の歴史を有する『SCHWINN』は数多くの傑作自転車を世に送り出してきた。過去のヴィンテージ自転車も『SCHWINN』の魅力の一つと言える。
人気のモデルは、ビーチクルーザーの先駆けとなった「Phantom」や「Typhoon」だ。半世紀前に生産されたヴィンテージモデルは、特徴的なスプリンガーフォークやクロームメッキが特徴で、まさにアメリカン・カルチャーを体現した自転車だろう。
また、BMXの先駆けとなった「The Sting-Ray」も熱狂的な人気を誇るモデルとなっている。
日常生活にもファッションにもSCHWINNの自転車
健康や環境への意識の高まりから、自転車通勤がメジャーになりつつある。移動手段として使い倒したいなら、舗装路でもオフロードでもバランスよく走れるクロスバイクが最適だ。
「Searcher」は、高性能なサスペンションと耐久性に優れるフレームにより、道路上の段差や凸凹に遭遇しても安定して走行可能だ。また、24段変速を搭載し、上り坂での走行も高速走行も楽に行える。日々使う自転車だからこそ、耐久性と走りを両立した確かな品質の自転車を選ぶことをおススメする。
インテリアのような雰囲気を持つヴィンテージ自転車は見て楽しむも良し、状態が良ければもちろん乗って楽しめる。市場に出回っているものの中には、カスタムされたものも多いため、世界に一台の愛車を探すのも良いだろう。逆に、ノーマルなヴィンテージなら自分好みにカスタムするという楽しみ方もある。
自転車の歴史そのものを背負ってきた『SCHWINN』のヴィンテージモデルは乗っているだけで絵になること間違いなしだ。せっかくクールな自転車に乗るならファッションも自転車に合わせてみてはどうだろうか。