Trek(トレック)の自転車
2024-09-02 / 750 view
ハイエンドに相応しい品質のTrekのクロスバイク
Trek(トレック)はアメリカ発祥の総合自転車メーカーだ。クロスバイクが特に有名だが、傘下の子会社ではフレームからパーツまでを生産している。
そんなTrekの看板商品とも言えるクロスバイクは、本場アメリカを始め日本においてもかなりの人気を誇っている。クロスバイクというカテゴリで見るとTrekのクロスバイクはハイエンドといえる価格ではあるが、その価値は十分以上に有るといえるだろう。
世界有数の自転車メーカーであるTrek製品は数々のレースにも登場し、ライダーたちとともに多くの栄光を掴んでいる。クロスバイク自体は質実剛健な設計で、カタログスペック上は130kgオーバーの体重にも耐えられると言うから驚きだ。
また、Trekのクロスバイクは、走りの性能は安定性や快適性の高さにも定評がある。普段クロスバイクに乗り慣れていない人であっても乗りやすい作りが特徴だ。とにかく速さが求められるロードバイクと異なり、むしろ快適性こそが重要なクロスバイクとしては十分合格点だといえる。
人気のあるFXシリーズではやや太めのタイヤによって安定性が大きく向上している。ちなみにこのタイヤもTrek傘下のメーカーによって生産されたものだ。
車体に必要なパーツをすべて自社グループ内で供給できるというのは、パーツ同士の相性や安定性と言った面でメリットが大きい。
革新的なテクノロジーを採用したTrekのロードバイク
Trek製のロードバイクでもっとも有名なのが、軽量なEMONDAシリーズだ。
アルミフレーム、カーボンフレームの両方がシリーズ内に存在しているが、2017年の新モデルである「EMONDA ALR」はアルミフレームであるにもかかわらず、剛性や軽量性から生まれる乗り心地はフルカーボンのバイクにも匹敵する。これはフレーム製造過程に置ける設計技術や溶接技術の独自開発により、アルミ原料の量は減らしつつも強度を確保するという革新的なテクノロジーが用いられているためだ。
そのフォルムやデザインが示すとおり非常にシンプルなロードバイクではあるが、ギヤの精度からブレーキング性能に至るまで最適なライディングに求められるすべてのスペックを高い次元で実現している。
同クラスのロードバイクに比べると比較的コストパフォーマンスが高いため、これから本格的にロードバイクに挑戦したいという新米ライダーにも最適なモデルである。
Trekのロードバイクはスピードレースに特化したモデルのほか、同様の性能を持ちながらロングライドに適したモデルもラインナップされており、ロードバイクという大きなカテゴリの中でも用途によってさまざまな選択肢が存在する。
多機能・快適で初心者に最適なTrek FX3
Trek製クロスバイクの2017年モデルとして発表された「Trek FX3」。それまで同社のクロスバイクのなかで一番人気を誇っていた「7.4FX」の後継モデルとして新たにリリースされた初心者におすすめのハイコストパフォーマンスモデルだ。
FX3にはさまざまな機能が搭載されている。
まずは長時間のライドでも疲れを感じにくいカーボン製のフォーク。上位クラスのバイクにおいても同様だが、接地面からの衝撃や振動を吸収するカーボンフォークはロングライドには欠かすことの出来ない要素とされている。
とはいってもカーボンフォークがすべての振動をゼロにできるわけではない。フォークでも抑えきれなかった振動はグリップが受け止める。ハンドルグリップには硬さの異なる2種類の素材を用いることによって体への負担を最小限に留める。
FX3はとにかく「疲れないライド」を徹底的に追求したモデルだ。初めてのライド体験を良いものとすることで、その後のモチベーションの維持にもつながる。入門者に洗礼を浴びせずに「いかに自転車が楽しいか」を教えてくれるバイク。それがFX3だ。