MERIDA(メリダ)の自転車
2024-09-26 / 544 view
MERIDAのロードバイクは脅威のコストパフォーマンス
1972年に台湾で創業した自転車メーカー「MERIDA(メリダ)」。アメリカなどのメーカーの自転車製造を請け負いながらも、その過程で培った技術を応用した自社ブランドの開発も行っており、高い技術力が評価を受けている。
台湾の有名自転車メーカーには他にもGiantなどがあるが、近年はGiant社に勝るとも劣らない話題をさらっているのがMERIDAなのだ。Giantのロードバイクは高い技術力に裏打ちされた性能を持ちながらも、手が届きやすい価格というハイコストパフォーマンスが人気の理由のひとつだった。MERIDAもGiant同様、非常にコストパフォーマンス優れていることでも知られている。
MERIDAのロードバイクでも特に話題なのがスクルトゥーラだ。軽量モデルと銘打たれているが、同じように軽量を標榜する他社のロードバイクとは次元を異にする4.56kgという軽さを実現している。
超軽量ロードバイクであるスクルトゥーラと、主にプロが搭乗しているスクルトゥーラTEAMがフラッグシップモデルとなっているが、どちらもかなりのコストパフォーマンスを誇っている。
また最近ではロードレースの第一線で活躍する数少ない日本人選手、新城幸也選手がチームに入って搭乗したことでその認知度はさらに高まっている。
MERIDAのマウンテンバイクは街乗りからダウンヒルまで
MERIDAのマウンテンバイクの中でも特にエントリーモデルとして初心者におすすめなのが「BIG.SEVEN 100」だ。
悪路を軽快に走破するというマウンテンバイクの基本性能は当然ながら、100mmのストロークを持つフロントサスペンションによる快適な走りと体への負担軽減、そして舗装された道でも問題なく走行できるサスペンションのロックアウト機構など、山と街というまったく異なる2つのフィールドで通用するマウンテンバイクに仕上がっている。
一言で言えば非常に汎用性の高いマウンテンバイクだ。価格も8万円台と、性能・価格ともに入門の一台としては申し分ない。
本気の上位モデルとなる「BIG.SEVEN XT」はよりオフロード向けのマウンテンバイクとしてギア、サスペンションともに大幅にアップグレードされており、こちらは本格的な山岳フィールド向けのモデルになっている。
マウンテンバイクは山岳地帯の走破を念頭に置いて設計されているため、激しい衝撃からライダーを守るサスペンションだけでなく、車体そのものもの耐久性を高めるためのフレーム設計も重要だ。
MERIDAではハイエンドモデルとなる「ONE-SIXTY 7.600」は、ダウンヒルにおける激しい衝撃や振動から車体とライダーを守るために最高峰のサスペンションが搭載されており、頑丈なフレームとのシナジーにより悪路を悪路と感じさせないような乗り心地でライダーをサポートしてくれる。
日常使いに最適なMERIDAのクロスバイク
自転車のコストパフォーマンスの恩恵をもっとも実感できるのはクロスバイクだろう。舗装された街をメインフィールドとして設計されたクロスバイクは、通勤や通学に最適だ。
特に低価格な「CROSSWAY BREEZE TFS 100-R」は、バランスが良く通勤通学と言った日常使いにうってつけのクロスバイクだ。
もちろん気軽な街乗り向けだけのラインナップというわけではない。クロスバイクの上位モデルは街乗りだけでなく本格的なスポーツライドのための性能を持っている。
また、比較的ラインナップも広いため、自分のライフスタイルやライドスタイル、用途によって選びやすくなっている。
コストパフォーマンスで人気を集めるブランドは数あるが、その中でもMERIDAのクロスバイクは日常と非日常を含めた「世界」のあらゆるシーンにマッチする自転車を展開しているという意味で、親しみのあるメーカーであると言えるだろう。