ORBEA(オルベア)の自転車

 2024-04-18 / 366 view

ORBEA フレーム
スペイン内戦の激戦地、バスクにて誕生したORBEA


ORBEA(オルベア)は1840年に創業された、スペイン・バスク地方に本拠地を置く自転車メーカーである。


もともとは拳銃やライフル銃などの武器を製造する企業であったが、1930年代から自転車の製造を開始した。現在では幼児用バイクから高級スポーツ車までのラインナップを誇る、スペイン最大の総合自転車メーカーとして知られている。


ORBEAは自転車の設計から製造までを自らおこなっているが、ポルトガルや中国にも工場を展開している。日本ではまだあまり馴染みがないかもしれないが、これからの国際展開が大いに期待できるメーカーでもある。


2008年開催の北京オリンピックにて、スペイン代表のサムエル・サンチェスと、フランス代表のジュリアン・アぷサロンが、ORBEAのロードバイクを使用して、それぞれ金メダルを獲得したことから、当ブランドは一躍その名を世界にしらしめることとなった。


その後も、常にプロレースとの関係を保つことで、数多くの勝利に貢献してきたのだ。


ORBEA Bicycle
ORBEAオリジナルの技術SSNとは


ORBEAが設計、製造するロードバイクの特徴としてSSN(size specific nerve)という技術があげられる。これはフレームのサイズに応じて、剛性や性能を調整するという技術である。通常、同じフレームには全サイズ同じチューブ素材を用いるが、そうしてしまうとフレームの剛性、性能が違ってくるのである。


ロードバイクの設計は一般に、Mサイズやメインサイズなどを想定しているため、サイズによっては正確な性能を実現できないことがある。だがORBEAではSSNにより全サイズで変わらぬ性能を可能としているのである。


ORBEAが製造するロードバイクの一モデルであるORCAもこのSSNが採用されており、頑丈なダウンチューブやチェーンステー等、優れた剛性を生み出しつつ、空気抵抗も可能なかぎり抑えることに成功したデザインとなっている。


一応ORCAはレースモデルとして区分されているが、平地用のエアロフレーム、そして山岳用の軽量フレームを切り換えることなく走行できるため、かなり万能なロードバイクとして認識されてもいる。したがって、かなり汎用性の高いロードバイクと言えるだろう。


それからまた、ORBEAにはORCAの他に定番とも言えるタイプが存在する。それはAQUAと呼ばれるロードバイクだ。


AQUAはパッケージングの良さも特徴的であるが、なによりアルミフレームを中心とした見た目のスマートさも印象的である。細いフルアルミフレームがメインとなり、いま流行りのハイボリュームカーボンバイクとは一線を画した、シンプルなデザインとなっているのだ。


だが、アルミフレームだからといって容易にあなどってはいけない。そのフレームの秘める潜在性は予想以上に高いと見たユーザー、ライダーたちに、AQUAはいまなお引っ張りだこのロードバイクでもあるのだ。

ORBEA Bicycle
進化し続けるORBEAのロードバイクORCA


特にORCAは目下進化を続けている。毎年のように新モデルが開発され、つい去年にも最新鋭のカーボン素材を用いた新たなタイプもリリースされた。


カンパニョーロ社による最高級のコンポーネント、スーパーレコードEPSを活用するなど、その力の入れようには目を見張るものがある。まだまだこれからも楽しみなタイプであることが見て取れるだろう。


素材だけでなく工法にも注力されており、ORCAの勢いは止まるところを知らない。これからもさまざまなレースで使用され、多くのプロライダーに愛されてゆくのではないだろうか。


AQUAやORCAなどこれまで、そして依然高い人気を博しているORBEAのロードバイク。その実力はまだまだ計り知れない。
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