FLHXSE、じゃじゃ馬のごとし

重量感のあるサイドとエンジンが安定感を保ってくれるFLHXSE CVO STREETGLIDE。
ハーレー・ダビッドソンの中でトップクラスの、ドでかいエンジンを積むマシーンを知っているだろうか。いささか自明のようだが、一応紹介しておこう。その最高峰のマシーンの名は、CVO Street Glide。現行モデルのラインナップひとつとっても、抜きん出ている怪物バイクだ。跨がればじゃじゃ馬のごとし力強いトルクが腹の底に突き刺さる。　ストリートグライドに採用されているバイクの心臓ー、エンジンはTwin-Cooled™ Milwaukee-Eight® 114 が採用されている、これは新たに開発されたハーレー・ダビッドソン渾身の最高峰エンジンだ







最高峰の技術の結集

それを一目した瞬間に、その威風堂々としたシンボルを掲げたドでかいエンジンは通行人を威嚇する。一度ストリートグライド のスロットルを捻れば、シートから突き上げてくるドカンドカンと極太いピストンが、爆発するのを肌で感じることができる。Twin-Cooled™ Milwaukee-Eight® 114の特徴はカンパニー史上最も優れたエンジンでありながら、作動温度が低いといった優等生な面もみせる。なんて最高なエンジンなんだ。加えて情報を付け足すとすれば、Twin-Cooled™ Milwaukee-Eight® 114はマシーンの性能を飛躍的に向上させるだけでなく、ライダーの乗り心地を、徹底的に重視した改良をラバーマウント、カウンターバランス、シリンダーごとに配された4つのバルブ、チェーン駆動のシングルカム、デュアルスパークプラグ、これらすべての部品により快適なドライブをライダー目線で追求し何度もテストを施し、トライ・アンド・エラーで出来上がった最高のCVOといっていいだろう。エンジンが変わることによって、全く新しいハーレー・ダビッドソンが、あなたを待ち受けている。

　さて、ストリートグライドで快適に走行するために、他にどんな技術がマシーンに施されているのかみていこう。CVO Street Glideの頭についている、CVOとはなんだろうか。CVO（カスタム・ビークル・オペレーションズ＝Custom Vehicle Operations)とは、工場出荷前にカスタムパーツやラグジュアリーグッズをマシーンに組み込んだバージョンを指す。このカスタマイズを担当しているのは、技術力が非常に高い選りすぐりのエンジニアたちだ。カラー裝飾なども、通常のバージョンとは異なりデザイン性がより高いものに仕上がっている。ハーレー・ダビッドソンが誇る最高峰の技術の結集が、このCVO Street Glideには詰め込まれており、最高レベルのブレーキや強靭なフレームなどがその例だ。特にこのマシーンを際立たせているのが、ダブルベンディングバブル採用のフロントサスペンションとエマルジョン式リアショックだ。この新しいサスペンションがうまく活かしきれていて、乗り心地が大幅に改善されている。これもCVOならではだろう。




メーター周りにも惚れこむ

　ライダーが走っている最中によく目に入るものは、なんといってもメーター周りだろう。ストリートグライドにはハーレー・ダビッドソンでしか実現しえていない、インフォテインメントシステムが積んである。まず、驚くべきはハーレー・ダビッドソン史上最高のサウンドシステムが、このマシーンに搭載されているということだ。バイクに隙間があれば、アンプが埋め込まれ、走行速度によってオートマティックに音量調整がされる。信号で停止したとき、一番良い音が聞こえるのはライダー席になるように設計されているのだ。

極めつけは、グリップから手を離さずとも操作できるボタンが付いている。こんなイカしたバイクは今まであっただろうか。
ハーレー・ダビッドソン ストリートグライドと送る、最高の体験があなたを待っていることは証明された。薄暗い倉庫で眠ることなく、いつまでも光り輝き、歳とともに味を刻んでいくこのバイクの未来がありありと想像することができるだろう。