V-RODシリーズ

ハーレーダビッドソンのV-RODは1994年にハーレーダビッドソンがリリースしたレーシングマシンVR1000に起源がある。このVR 1000には水冷エンジンを使用していた。この水冷エンジンをベースにして作られたのがV-RODである。つまりレーシングマシンのストリート用にカスタムされたというマシンということだ。V-RODという名前はV がV ツインエンジン、RODはホットロッドという、赤くなるほど性能が上がるという意味から来ている。このV-RODとは水冷エンジンを使っているのだが、これが初登場した時は多くのハーレーダビッドソンの間を驚愕させた。それまでずっと空冷エンジンをリリースし続けてきたハーレーダビッドソンがついに水冷エンジンに手をつけたからである。今までのハーレーダビッドソンとは全然違う高出力のトルク。なかなか起動がしにくいというハーレーの弱点を完全に改善したエンジンは様々なハーレーダビッドソンのファンを虜にした。排気量はそこまで大きくないが、巨大なパワーを持つバイクになっている。大きなボディーのため、なかなか日本人の身長では乗りにくいシリーズだが、V-RODシリーズの中でも、車高を少し低くした車種も登場したりと様々な人に合わせたシリーズ展開というものが行われている。