VRSCX V-ROD [V-ロッド]
2024-09-19 / 550 view
VRSCX、流れるように走れ
今のところV-RODには3つのラインナップがあるのをご存じだろうか?
はじめのうちはVRSCAだけで始まったのだが、2004年のモデルからはVRSCBが、2005年の春からはVRSCR ストリートロッドが、2006年のモデルからは VRSCB ナイトロッドが加わっている。
クルーザーとして楽しんでいる人が多いのがVRSCAだ。V-RODの流れるような、さらにクロームの輝きが楽しめるモデルで、磨く楽しみも味わえるモデルだ。このモデルの性能としては、専用のブレーキキャリパーや、スタイリッシュなホイール、人気のハンドルライザ-などがある。
まさにV-RODのフラッグシップと言えよう。
その一方でVRSCBは、フレームやサスペンション、エンジンの一部がブラックアウトされている。なお、2006年から新たに加わったVRSCD ナイトロッドは、スタイリッシュなフロントカウルで、ミッドコントロールとよりドラッグレーサーに近づいている。
特に、ブラックアウトされたビジュアルはダイナファミリーのFXDBI ストリートボブ スポーツスターシリーズの XR883R スポーツスター883R、ソフテイルのFXSTB ナイトトレイン などのようなハーレーの人気ぶりから見ても、これからどんどん人気が上がっていきそうだ。
なお、VRSCR はワインディングをさらに楽しめるスポーツモデルとなっている。
45度が欲しいなら
では、ハーレーVRSCX V-ROD の魅力とはどういったものがあるだろうか。
それは、壊れるエンジンとよく言われるがそれは1984年以前ことで、その頃は当然壊れる可能性が高かったようだ。エボリューションからはハーレーの経営を救ったとも言われるほどのエンジンになり、安定性もかなり向上したとか。
エンジンの音がもっともハーレーのイメージに近いのはツインカム88だそうだ。また、このモデルは高いだけの魅力がある大型バイクだと言えよう。ハーレーとは安くても最低100万円以上するものばかりの高価なバイクだ。一か月に数回しか乗らないようなものに、それほどの魅力があるのかというのは個人それぞれの判断になるだろう。
やはり、そのブランド力と、さらに大排気量から奏でるサウンドと振動は、ハーレー意外にはないものだと言えるだろう。ハーレーのパーツを国産アメリカンで代用できることは当然だが、エンジンに関してはそうもいかない。
スポーツバイクの高いマフラー音もすばらしいがやはりアメリカンの方が好きだという人が多いので、この独特の低い音が魅力のポイントの一つだと言ってもいいだろう。ハーレーの魅力はやはり、一度乗ってみたことのある者でしかわからないのかもしれない。
ハーレーVRSCX V-ROD の魅力の一つンいエンジンがある。最も有名なエンジンはVツインエンジンだ。開発された当時では最先端の排気量で、ツインエンジンの角度を45度に保つというこだわりは、いまだにハーレーのバイクに見られるものだ。このエンジンは他のメーカーでも使われているが、最初に開発したのはハーレーである。
この伝統を継承しつつ新しい技術と組み合わせ、ハーレーは時代をいつも先取りしたバイクを開発している。V型2気筒エンジンとは、のんびり走るアメリカンにも、スポーツバイクにも最適な構造だ。さらに、V型エンジンであってもその角度はいろいろあり、ハーレーは初めてVツインエンジンを作って以来ずっと45度となっている。なお、ドゥカティは90度で、Lツインと呼ばれており、国産アメリカンは52度や70度など様々だ。
21世紀に入ってハーレーは再度転機を迎えた。これまでの空冷Vエンジンにこだわっていたところに、水冷エンジンを導入。このエンジンを搭載したモデルはVRSCファミリー としてハーレーの新たな顔となった。力強い走りと流れるような車体はこれまでのハーレーファンに新しい楽しみを与え、新しいユーザーを獲得する上で大きな役割を果たしたと言える。