VRSCA V-ROD [V-ロッド]

 2024-11-20 / 882 view


VRSCA V-ROD

VRSCA、描くのはハーレーの未来像

創業100周年を迎えたハーレーダビッドソン。
そのハーレーが世に排出した初めての水冷Vツインエンジンを搭載したモデルがVロッドだ。
ここでは、このHARLEY V-ROD[Vロッド] VRSCA V-ROD についてご紹介してみたいと思う。
脈々と継承されてきたレーシングスピリットのこのモデルは、新しい100年を作っていく上で、ハーレーの未来像に必要不可欠な存在とされている。

ハーレーダビッドソンと聞くと、その独特な鼓動感が気持ちいのいいVツインOHVエンジンが有名だが、Vロッドはそんなハーレーの歴史にはなかった全く新しい次世代モデルと言えるだろう。
このモデルが登場したのは2002年で、ハーレーが創業100年モデルの1つとして登場した。

ドイツのポルシェ社と共同開発し手がけたこの水冷60度Vツイン DOHC4バルブエンジン、レボーリューションを軸として、いままでのハーレーになかった新しい設計のストリートドラッガーが生まれたのだ。

なお、このハーレーの構造を見ていくと、本来フューエルタンクがあるエンジンの上の部分にはエアクリーナーボックス、冷却水用のリザーバータンクなどが内蔵されている。
さらに、フレームの前部には大きなラジエーターが搭載。

従来のハーレーと比較すると、エンジンの右側にあるエアクリーナーがないのはそういう理由からだ。フューエルタンクはシートの下の部分に備わっているのが特徴的だ。
まさに、ハーレーダビッドソンというより、Vロッドというブランドがすでに確立された・・と言っても言いすぎではないだろう。

EXHAUST MUFFLER

カム音はまるでポルシェ

では、次にこのハーレーの特徴について書いてみたいと思う。
このモデルは今までのハーレーにはなかった性能をデザインにぎゅっと凝縮した究極モデルで、かっこよく、なおかつ速い。高回転域でのカム音はポルシェのような音だ。

ハーレー好きにはたまらない逸品と言えるだろう。銀のグラデーションは磨けば磨くほど綺麗になっていく・・。どんな人から見ても理屈抜きにかっこいいと一目で分かるようなデザインで、乗っていても目立つのだ。

1台目のハーレーでも10台目であってもその楽しさは同じ。このVRODにはそのよさがあり、他のモデルにもよさがある。ポジションや車種の特徴は自分なりにカスタムすればいいので、欲しいモデルを欲しい時に買うのがおすすめだ。

あとはお財布と相談・・というところだろう。一目惚れしちゃうキレたスタイリングだが、意外と飽きない。ハーレーの場合、衝動買いする人がかなりいるようだが、その所有欲を満たしてくれる車種だと言えよう。

ただ、ハーレーの鼓動感や音とはちょっと違った鼓動感や音がするため、一般的なハーレーが好きな方にはちょっと違うかもしれない。水冷Vツインの暴力的とも言える鼓動と加速感はきっとあなたを虜にすることだろう。

VRSCA Rear Suspension

絶大なパワーで駆け抜けろ

なお、このモデルはハーレーで始めての水冷DOHC4バルブで、ポルシェと共同開発したというスゴイエンジンを搭載している。実際に乗ってみると分かるが、そのパワーはすごいものだ。
さらに、水冷DOHC4エンジンだけでなく、レッドゾーンが9000回転で、115馬力というから驚き。

時速200キロに達するのはあっと言う間だ。さらに、デザインが奇抜なのも魅力だ。スペックの詳細は水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒、最大出力115馬力、乾燥重量285kg、最大トルク10kg、、初期型の発売は2002年で、2003年モデルの新車での販売価格は234万8000円 となっている。

特注シートやハンドルなどを付ければポジショニングもばっちりで、エンジンは8000キロ位走行したアタリで滑らかになっていく。さらに、このモデルは大変目立つ上にあまり台数がないため、どこで走っていても注目になること間違いなしだ。

嬉しくもあり、恥ずかしい・・という感じだろうか。ちょっとした不満もあるだろうが、かなりおすすめできるモデルだと言えるだろう。いくら乗っていても全く飽きのこないルックスの乗り心地のこのモデル。購入したままの状態で楽しむのもいいが、カスタムして乗るのもまた楽しいだろう。

自分好みのハーレーで楽しんでみて欲しい。

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