VRSCSE V-ROD SCREAMINEAGLE [V-ロッドスクリーミンイーグルCVO]

 2024-09-28 / 710 view


VRSCSE V-ROD SCREAMINEAGLE [V-ロッドスクリーミンイーグルCVO]

VRSCSE、選ばれた者だけがたどり着ける

現在のハーレーのラインナップでもっとも大きなエンジンを搭載しているのはどのモデルかご存じだろうか?現在のラインナップで一番大きなパワーのエンジンはCVOとSシリーズに搭載されている排気量1801ccのエンジンだが、このエンジンだけに許されたボアアップキットが登場した。
そのスケールたるや排気量1,916cc/117ciというものだから驚きだ。

現在までにも などの社外パーツで2000cc越えのボアアップキットはあったのだが、この117ciハイパフォーマンスキットの素晴らしいところは、なんといってもメーカー保証がしっかりついているところだろう。新車または登録してから60日以内のものならその保証期間は3年となっており、それより古いモデルであっても1年もの保証がつく。ボトルオンキットはさまざまな製品がすべてセットになったもので、販売価格も手ごろなものとなっている。

ボトルオンのため完全にエンジンを分解し、内燃機屋に回す時間や手間がかからないので、それこそフレームを搭載したまま作業ができ、CVOとSシリーズの110ciツインカムエンジンだけというのが残念ではあるが、110ciエンジンの存在する意味が余計際立ってくると言ってもいいだろう。選ばれた者だけがたどり着ける・・そんな領域と言わざるを得ない。


Kuryakyn

街中でもストレスフリー

FLHXSE CVO ストリートグライドはストリートグライドとは違ってフロンドフェアリングにラジエータが内蔵。空水冷Vツインエンジンのツインクールドツインカム110が搭載。マフラーはノーマルとなっている。別売りで売られているストリートチューナーを使ったインジェクションチューニングで性能を最大限に活かしているのが特徴だ。なお、ツーリングモデルの中でも特に軽いマシンとして知られている。

また、ビッグボアエンジンの性能を実感するには一番最適のモデルだと言える。このモデルは走り出すと同時に瞬く間にその違いを実感することができるだろう。まずは、スタートした時の加速感が通常のCVO モデルとは全く違うことに気づくはずだ。常に混雑している東京都心部でも2速パーシャルで回してあげるだけで全くストレスなく走ってくれるところがうれしい。

それもレスポンスが非常によくなっているため、395キロという車体の重量も全く気にならないほど警戒に走ることができるのだ。CVOとは言っても、フルノーマルのままであれば重量のため出だしがもたつくはずなのだが、スロットルをちょっとひねっただけで、まるでスポーツバイクのような走り出しを味わわせてくれるモデルであるのだ。

Brake lever

天井知らずの速さでどこまでも

ストリートバイクとしてプロデュースされたこのモデル。いったい他にはどういった特徴があるのだろうか。この車体で街中を走ったりできないだろうなど思われるかもしれないが、アメリカではさらにバガースタイルへカスタムし、走ることが新たな文化となっている。

そこから誕生したこのモデルの中低速域のパフォーマンスが驚くほどアップするのは、ハーレーの楽しさにさらに幅を与えた・・ということになるだろう。間違いなく本領を発揮するこのモデルは、スムーズなギアチェンジと加速感が乗る人の気持ちを昂らせるだろう。
ノーマルなモデルと比較してもギアをひとつあげた時、スピードがいかに違うかということに驚くはずだ。

このモデルは気持ちよくスピードアップしてはくれるが、5速に上げた時法定速度に達しそうになる。その速度域はまさに天井を知らないと言ってもいいだろう。まだまだスピードを上げられるなんて余裕まで感じられるほどだ。日本という国を小さく感じるようなこのモデル。

ハーレーダビットソンの名前にふさわしいスケール感を感じるには最高のモデルと言ってもいいだろう。ハーレーに乗ってみたいと思う方は、ぜひ一度試乗してみてもらいたいモデルである。

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