TOURING FLHRC1 ROADKING CLASSIC [ロードキング クラシック]

 2024-10-16 / 683 view

TOURING FLHRC1 ROADKING CLASSIC 車体
出典:http://auto.howstuffworks.com/1998-harley-davidson-flhrci-road-king-classic.htm

FLHRC1、広大な国土走破のために

2005年09月に発売されたFLHRC1 ROADKING CLASSIC(以下、ロードキングクラシック)は、1689ccの迫力のエンジンを搭載している。ロードキングシリーズのなかでは、唯一ツインカム88エンジンとインジェクションを組み合わせたモデルである。また後の2014モデルよりパワフルなツインカム103エンジンが搭載されることになる。なぜここまで巨大な排気量が必要なのか?それははーれの原点に隠されている。広大な国土を有するアメリカで成功したハーレーの必須条件に、広大な国土を走破できる性能が必須であった。このロードキングクラシッククラシックも例外なく対応している。もともとロードキングクラシックはロードキングの車両をベースに、その名のごとくよりクラシックに仕上げている。スポークホイールにホワイトウォールのタイヤを履き、レザー製となるサイドケースをフィットさせる。こうしたクラシカルさのスパイスに、工具を使わず脱着が可能なデタッチャブルウインドシールドや、クルーズコントロールなど快適装備を加えているのも特徴となる。

ゆっくりと流して走る

前後16インチというハーレーの伝統的な足まわりに、視界を守るウインドスクリーンや十分な容量を確保したサドルバッグ、特徴的な大型シート、そして大陸横断を可能にする大容量フューエルタンクといったツーリング仕様の装備は心強い。そして前述のパワフルなツインカム103エンジンが備わっているとなれば、日本国内津々浦々、南は九州、北は北海道まで走り抜ける事ができる。アメリカ生まれのロードキングクラシックはそれも容易に可能にする。またかっ飛ばすような走り方ではなく、時速60km~80kmぐらいのスピードで流す感覚で、風景をゆったりとリラックスしながら駆け抜けていくのがぴったりのモデルだ。

まさにキングの名にふさわしい名車

実際に乗ってみてどうだろう。まずはふっくらしたタンデムシートに目が行くだろう。後ろに乗る人にも優しく、長距離ツーリングも楽チンである。足つきについて、ロードキングクラシックはシート高715mmであり170cmの身長があるライダーでもかかとが浮くのではないだろうか。これは車高だけでなく、広いシートそうさせている。身長が低い人や女性は、バイクを起こす際にサイドスタンドを払うのも困難になるかもしれない。こういった難点はシート交換したりとカスタムで対応できるのでご心配なく。走行性でいうと、1689ccのエンジンをフルで発揮することは排ガス規制の観点で難しそうだが、インジェクションチューニングで改善ができるはず。ハーレーが王冠を授けたロードキングクラシックはその名にふさわしい走りをしてくれるはずだ。

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