FLHR ROAD KING

 2024-11-07 / 935 view

FLHR ROAD KING 車体

FLHR、究極のトラディショナルスタイル

FLHRロードキング(以下、ロードキング)は2016年の今から遡ると約20年前の1994年に誕生した。リリース当時は究極のトラディショナルスタイルなんて言われていた。発売人気シリーズとして、ハーレーの顔として君臨してきた代表的なモデルなのである。ハーレーが目指してきた理想は広大な国土をもつアメリカを走破できるクルーザーの開発であった。そうした想いの中で、ロードキングはアメリカ大陸を走破するための究極のロングツアラーモデルである。1990年に発表された当時の大人気モデルであったFLSTFファットボーイよりも4年後に販売されながらハーレー伝統のFLスタイルを見事に受け継いだクラシックモデルである。ベストセラーモデルとしてライダーから高評価を得ているのだが、クラシックなクルーザーという視点で見ると、類似モデルには人気のソフテイルファミリーのFLSTC ヘリテイジソフテイルクラシックがある。このモデルとの大きな違いはヴィンテージスタイルを引き継ぐソフテイルフレームではないという点だ。

FLHR ROAD KING メーター

クラシックにデカく

装備面では二輪の中では最大級の7インチヘッドライトを実装し、左右には4.5インチのパッシングランプを装備しているのが特徴である。このパッシングランプは結構な明るさがあるので、ヘッドライトがきれてもメインライトとして機能と言われている。また大きなヘッドライトと相性の良い大きなウインカーもロードキングのクラシックスタイルには欠かせない。またシールドにはデタッチャブルシステムを搭載しており、ワンタッチで脱着が可能な優れものだ。その日の天候や気分に応じて簡単にスタイルが変えられるのもロードキングの大きな魅力である。またサイドを固めるサドルバッグはハーレーの中でも最大容量を誇るハードタイプである。ハードタイプであるメリットは雨に強いという特徴があり、一切水の侵入を許さないので長距離ツーリングにおいて安心して荷物を詰め込める。ちなみにサドルバッグにも、ウインドシールドと同じデタッチャブルシステムが搭載されているのでメンテもかなり楽だ。

FLHR ROAD KING フェンダー

立ちゴケ時もガード万全

乗り心地はどうだろう。ロードキングの太いタイヤの恩恵か、大きな見た目とは裏腹に運転性能は抜群である。小回りがきく車体は、コーナリングを含めた運動性能においてソフテイルやダイナを抑え、スポーツスターの次に良いと言われている。。
純粋な直進安定性は(低重心などの要素を含めると)なんと、全ての2輪の中で世界一だと言われている。一般的にツーリングモデルは重くて扱えないという印象を持たれがちであるが、一度乗ってしまうと他のバイクに違和感を覚えるほど満足の高いモデルである。また前後のバランスも非常に良く、重厚感は他のモデルにはない満足感を与えるだろう。また万が一、立ちゴケしても前後のがっちりしたガードが守ってくれるのでご安心を!

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