FLHX103 STREETGLIDE [ストリートグライド]
2024-10-03 / 401 view
FLHX103、道をゆったり流す
これ以前のモデルに比べ、FLHX103 STREETGLIDEからは加速感などが大幅に改善されている。最大トルクが2500rpmで発生することや、低回転からグッとくる感じはとても便利で重宝されているポインとである。シグナルダッシュもそこそこのスピードに乗れるのである。これだけ車体が重いのにかなりのハイパワーである。高めのギアで大きく開けた時のグゴゴゴゴのような加速音は快感で病み付きになるというユーザーもいる。走行性能としては良くも悪くもツアラーのまさにそれといった印象。道をゆったり流す、がピッタリな走りを見せている。倒してもそこそこの角度ならせめることもできるため、カーブも何気に楽しむことができるだろう。まだステップ擦るほどじゃないけどそれでも結構なバンクなんで、必要十分な構造かと思われる。フレームの強さというか安定感はしっかりしているのでその点は安心。不安な感じは一切なしであろう。走りの際、風に関してはひざ下に感じるくらい。スクリーンはノーマルよりマシになったが、防風の意味では十分である。頭の上に風が抜けていく感じ。
巨大、でも取り回しは意外と楽
変な巻き込みもない。高速も楽に走ることができるのもそのためだ。ただ、やっぱりこの巨体なのでブレーキはちょっともの足りない。いや、必要十分なんだが、ぐっ!と効かせたい時に少し足りないという感覚。当然だが、飛ばし過ぎたりすると、重みでききにくいため結構危険であるので要注意。振動・鼓動感はそこそこな印象。振動はリジットのフレームタイプなどに比べると全然気にならない程度のものである。走行中も同じ感覚である。でもアイドリングではしっかり車体が「揺れる」感覚がある。また鼓動感は高いアイドリングと相まってあまり感じない。低速で加速する時のドドドドという地鳴り的な感覚はあるが。重さは流石に350kg超えてるので軽くはないが、動きだせばさほど気にならないものだ。ちょっとした傾斜が上がれないのは大型車共通のことではあるし。例えば多種と比較するとVMAXなんかより取り回しは軽い感覚である。走行中は足つきベッタリなので全く不安なし。タンデムでも重心が低いのかかなり安定。タンデムはTMAXより安定する印象である。
クルーズコントロールでどこまでも
大きさは最大の特徴といっていいほどで、流石にデカい。 サドルバッグがあるので幅があるし、カウルも当然ながら大き目のデザイン。しっかり幅1m弱の存在感がある。ほとんどそうだと思うが、サドルバッグ無し車からの乗り換えの際は、サイズ感を大きめに見積もっておいたほうが無難だろう。ということで車幅(すり抜け)など走行中のテクニック的にはやっぱり気を使うであろう。低速で渋滞中すり抜けたりする際などは、重さがあるのでフラついてしまうし、踏ん張りをきかせなくてはならないため、長時間続いてしまうとやっぱり疲れてしまうので注意。他にはオーディオが装備されており、実に快適である。バイクで走ってる時に音楽が聞こえてくると、映画のワンシーンみたいな感覚も味わえてしまうのである。ラジオをつないだりお気に入りのベストソングをipodなどに収録し、つないで流すことも可能である。もうひとつ便利な機能としては車にもよく搭載されている、クルーズコントロールである。コレは本当に楽すぎて便利である。高速乗るのが多い人は必須だと思う。なんなら手放しでもいいくらい安定するんで、左手添えてるだけで高速巡航が可能なのは疲労軽減に貢献できる優れもの。快適なロングツーリングを楽しむにはぴったりのモデルである。