EL

 2024-04-17 / 673 view

EL

出典:motorcycleclassics.com

EL、反攻の握り拳

VINTAGE [ビンテージ] ELは、アメリカのハーレーダビッドソン社が製造したEL系モデルのオートバイ。ビンテージEL系モデルはシンプルさと耐久性に魅力があり、古き良き時代のアメリカンスタンダードと言われている。EL系モデルのオートバイが搭載したエンジンは、ハーレーダビッドソン社の中でも代表的なモデルとなった。1936年式のVINTAGE [ビンテージ]ELナックルヘッドは、空冷オーバーヘッドバルブVツインを採用したエンジンで、その後のハーレースタイルの先駆けに。排気量61ci(キュービックインチ)のモーターに4速ミッション、3.75ガロンのティアドロップ型フューエルタンクのフォルムに特徴がある。1938年式のVINTAGE [ビンテージ]ELは、前後18インチタイヤのスタイリッシュなホイールが使われたナックルヘッドで、排気量61ci(キュービックインチ)のOHVスペシャルスポーツモデルだ。ホイールベース1511mm、重量256kgと車体シャーシがコンパクトなため、コントロール性に優れている。

ナックルヘッドは、挟角45度のオーバーヘッドバルブV型2気筒エンジンとして、1936年に初めて発売。鋳鉄製のヘッド&シリンダーは、ライバルのインディアン社に負けないエンジンという想いが込められて、鉄の握り拳のようなヘッドの形状になっている。
EL エンジン
コアユーザーも続々

1939年型のVINTAGE [ビンテージ]ELナックルヘッドは、チークレッドとブラックのツートーンカラーで仕上げられていて、デラックスボディーシートやサドルバッグが特徴的なモデル。1939年式のEL系モデルのエンジンはハイコンプ仕様の40psを誇っており、ミッション系のスライディングギアが1-2-N-3-4シフトに。1939年型のVINTAGE [ビンテージ] ELナックルヘッドTT RACERは、ピート・ヒルが製作したTTレーサーで、ノーマルフェンダーがボブカット。ナックルヘッドモーターにはストローカーが付いており、排気量1340ccにアップされ、キャブレターにはファンネル付きのリンカートM44が搭載。ELナックルヘッドのTTレーサーシリーズとして、アスコットTT、マジソンTT、フォンドラッグTT、シャワーノTTなども製造された。

1940年型のVINTAGE [ビンテージ]ELナックルヘッドは、スペシャルスポーツのソロモデルで、排気量61ci(キュービックインチ)のハイコンプレッションOHVエンジンを搭載。クリッパーブルーと呼ばれる深碧系のカラーと、色あせたティアドロップ型のタンクネームプレートの雰囲気が特徴的だ。フロントのホイールキャップ、サドルバッグ、キックペダルやグリップなどを交換して楽しむコアなユーザーもいる。

EL テールランプ
戦争を体験したアメリカの歴史

1939年型のVINTAGE [ビンテージ]EL SILENT RUNNING OF ARMY MODELSは、第二次世界大戦中にアメリカ陸軍が正式採用したナックルヘッドのハーレーだ。排気量61ci(キュービックインチ)のSVエンジンを搭載したWLAが特徴的で、軍の要請で数台のみ生産されたEL系モデル。

ベースキャンプ間を行き来する戦車や補給車を先導する目的で製造され、戦争を体験したアメリカの歴史と言える存在となった。1947年型のVINTAGE [ビンテージ]ELナックルヘッドは、スカイブルーのカラーリングが印象的なオートバイモデルだ。当時の生産台数は4000代ほどで、古き良きアメリカの時代を象徴するような一台となっている。エクステリア、シャシー、内燃機関、電装パーツ、タイヤなど全てのパーツが、ミルウォーキーのH-D GENUINEを感じさせる印象的な車両なのが特徴だ。

1952年型のVINTAGE [ビンテージ]ELナックルヘッドは、アメリカ50年代の象徴とも言えるモデルで、ハイドラグライド・スポーツソロのデラックスバージョン。リオブルーという美しいカラーリングと、同色のサドルバッグの外観が特徴的な一台。ケルシーヘイズ製リムとグッドイヤーも50年代の象徴となっており、シートもディオグライドの製品が取り付けられている。ハーレーダビッドソン社のビンテージEL系モデルのバイクにはシンプルさと耐久性があり、古き良き時代のアメリカンスタンダードとして人気を集めた。
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