FLTRXS [ロードグライドスペシャル]
2024-10-06 / 632 view
出典:harley-davidsonhigashiosakanara.com
FLTRXS、幅広いライダーにフィットリニューアルと同時に大きくデザインを変更したFLTRXS [ロードグライドスペシャル]。
本国アメリカのハーレーダビッドソンが計画した「PROJECT RUSHMORE」(プロジェクトラッシュモア)。2014年に打ち出した新しいコンセプトで「より幅広いライダーにフィットさせる」というものだ。スポーツスターモデルなどのデザインが大きく変化したことで話題を呼んだが、もちろんツーリングモデルのフォルムも現代的に変わった。
ロードグライドスペシャルは最新のカーナビとスピーカーシステムが標準で搭載されており、日本人の体形に合うように足回りが変更されている。
しかし、この「PROJECT RUSHMORE」には、ロードグライドが組み込まれておらず、多くのハーレーファンが落胆。そんなハーレーファンの声を聞いたかさだかではないが、ハーレーダビッドソンは「PROJECT RUSHMORE」の1年後、FLTRXS ロードグライド スペシャルを世に送り出したのだ。今回のモデルチェンジで大きく変わったのは、デュアルヘッドライトの復活である。大きなカウルに取り付けられたデュアルヘッドライト。これにより快適なロングツーリングを実現した。
出典:teradamotors.com
ハーレーを支える名車ハーレーダビッドソンは、1930年にも30VLという二灯型モデルを発売したが、以降1980年まで単灯モデルとした。その1980年にFLTRXS [ロードグライドスペシャル]の先駆けともいわれるFLT80 ツアーグライドが登場。1982年にはFLTC ツアーグライドクラシックが誕生し、そのハーレーダビッドソンとの支えるバイクとなった。
PROJECT RUSHMOREでツーリングファミリーからロードグライドが選出されなかったのはライダーにとって意表を突かれたようだ。
ちなみに、アメリカ本国のサイトだと「FLTRXS ロードグライド スペシャル」はFLTRX ロードグライドというベースモデルがある。
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いじる要素も少ない完璧な一台車体価格は300万ほど。カスタムに関しては、純正でナビやスピーカーも付いているため、イジる要素が少ないといえる。自分でカスタムしたいライダーにとっては物足りない車種だろう。ただし、高速ツーリングには最適なバイクなので、ETCはぜひ付けてほしい。
また、良くも悪くもカスタムできない車種なのであり、人気のツーリングモデルですので、買取価格は高値で取引できるだろう。その分、中古市場に値下げは期待できないがハーレーらしさを追求するライダーなら一度は乗ってみたいバイクだ。