FLHTCUSE ULTRA ELECTRAGLIDE SCREAMINEAGLE [ウルトラエレクトラグライド スクリーミンイーグル]

 2024-02-14 / 297 view

FLHTCUSE ULTRA ELECTRAGLIDE SCREAMINEAGLE

出典:www.totalmotorcycle.com

FLHTCUSE、重量級でもクイック

バイク操作の基本に忠実であれば重量級と思えない反応を見せてくれる。その巨体を目の前にすると、いつもと違う緊張感が走る。400キロを超える車重はやはり伊達ではない、初めて目にする人や女性だと「とても乗りこなす自信はない」と及び腰になってしまうだろう。そんなことを考えながら跨がり、ハンドルに手を添えつつ下半身の力で車体を引き起こす。確かに「よっ」と若干の力を要するが、思いのほかヒョイと車体が起きて若干拍子抜けした。

もちろん平坦な道でのことで、傾いたところにバランス悪く停車させてしまうと引き起こしが困難になるだろうが、フレーム剛性のアップの恩恵からか、ツインクールド以前のモデルとは車体バランスそのものが違う印象を受ける。混雑気味な都内を走っていくと、思いのほか楽しく走れるという新鮮な発見があった。もちろんストップ&ゴーが多くクルマの流れも鈍いため、バランスを取るのに気を使うことが多々あるが、流れに乗れば3速パーシャルで回しながらクイックに走らせてやることができる。

FLHTCUSE ULTRA ELECTRAGLIDE SCREAMINEAGLE Moter

出典:images.1000ps.net

大幅なマイナーチェンジ

その姿からメガクルーザーというイメージで固められているウルトラだが、『プロジェクト ラッシュモア』による大幅なマイナーチェンジのおかげで、オートバイとして大幅にバージョンアップしていることを感じさせられた。

もちろん、他モデルに比べると街乗りは不得手なジャンルではあるが、見た目とは裏腹にコントローラブルなモデルに進化していた。これならば、得意のハイウェイの先にある入り組んだ街やワインディングなどでも、気を使うどころかむしろ楽しめるに違いない。そんなツインクールドモデルで気になる点と言えば、「長距離走行時のエンジンの熱さはいかほどのものか」という点だろう。

ツインクールド以前の空冷ツインカムだと、走行100キロを超えるとエンジンが尋常じゃない熱を発してきた。その点を改善すべく水冷機能を併載しているわけで、アメリカで試乗テストが成された際は走行300キロを超えてもエンジン熱に悩まされることがないという事実に感動を与えたのだ。しかし、日本仕様のセッティングはアメリカのそれと大きく異なる。


FLHTCUSE ULTRA ELECTRAGLIDE SCREAMINEAGLE Radio

出典:images.1000ps.net

さすがはウルトラ

ハイウェイに入った途端、「さすがはウルトラ」とつい笑顔になるクルージング能力を披露してくれた。ストレートロードで流れるように走れば、車重に悩まされることなどまずない。時速80キロ強なら3速で引っ張れるし、100キロ巡航なら4速でも十分。ただ、5速、6速と上げていくにつれて、排気量1,689ccというエンジンが本来のパワーを発揮しきれていない印象が否めなかった。

特に5速から6速にあげてからの肩透かし感がかなり大きかったのだ。解消するにはチューニングによるECM内データの書き換えが必要で、なかには「マフラーを換えれば問題ないのでは」と言われる方がいらっしゃるが、フューエルインジェクション(EFI)モデルはそう単純なものではない。感覚頼りのキャブレターモデルと違い、エンジンの状態をすべて数値化しているため、マフラーやエアクリーナーを取り替えてもマシンの頭脳であるECMが交換パーツに合わせたセッティングに調整されていないと、ノーマル状態よりも悪い症状を引き起こしてしまう。

購入を検討する方は、プロのチューナーによるセッティングをご検討いただきたい。最適なセッティングにしてやれれば、求めているハーレーらしいトルクを体感できること間違いなしである。

FLHTCUSE ULTRA ELECTRAGLIDE SCREAMINEAGLE

出典:onlymotorbikes.com

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