FLHTCSE ELECTRAGLIDE SCREAMINEAGLE [エレクトラグライド スクリーミンイーグル]
2024-10-29 / 243 view
出典:www.totalmotorcycle.com
FLHTCSEの魅力とは?2012年9月発売のウルトラエレクトラグライド スクリーミンイーグル(以下、ウルトラエレクトラグライド)は400キロもの重量が巨大なクルージングバイクである。ハーレーのフラッグシップモデルとして、そしてツーリング系の最上級グレードとして君臨し続けている同モデルは、価格もウルトラである。ハーレーから発表されている希望小売価格は400万円を超える。なによりもこの巨大な車体を目の前にすると大型初心者や小柄な人だと躊躇してしまうのではないだろうか。このプレミアムな一台のディテールを紹介しよう。ラインアップの中でも最上級の高級感を追求し、オリジナルペイントやハーマンカードン・プレミアムオーディオシステムを標準搭載している。また集中パワーロッキングシステムや、ロングツーリングにも嬉しいGPSナビゲーションもついてくる。外装に注目すると、クロームホイールをはじめとする各部クローム仕上げは見るものを魅了する。その他にもクルーズコントロールやシートヒーターなどを装備している。
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圧倒的なトルクに水冷機能ウルトラエレクトラグライドは操作性や安定性も大幅に改善しており、高速走行後の細やかな街乗りにも十分対応できるから安心だ。安定するのだが、パワーを犠牲にしたわけではない。エンジンは圧倒的なトルクを誇る1689ccのエンジンを搭載している。また水冷機能を装備して、長距離ツーリングの際に異常なほど過熱していたエンジン回りもだいぶ改善されている。余談だが、アメリカで行われたとある実験では300キロの連続走行にも耐えたと言われているが、日本仕様のセッティングはまた異なるので注意が必要だ。
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キングオブモーターサイクルの象徴乗った感想はどうだろう。またがってみてると、さすがの重量級を感じる。セルを回し、エンジンをかけると、1689ccのツインカムエンジンが躍動し、車体を大きく揺らす。時速80キロでなら3速で十分走破できるし、100キロでクルージングする場合も4速で事足りるだろう。しかし5速から6速にあげてからの物足りなさがあるという声は聞かれる。排気量1,689ccというエンジンが本来のパワーを発揮しきれていない感がある。しかし、この高速域でのパワー不足感はチューニング次第である。プロのメカニックにお願いをしてチューニングすると、高速域でもきっと満足感を得られるだろう。ウルトラエレクトラグライドは40年以上、キングオブモーターサイクルの象徴、そしてハーレーの”顔”として君臨しており、「より大きく、より快適に、より力強くに、より遠くに、」といったライダーの欲求を満たすモデルなのだ。
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