FLTRX [ロードグライド カスタム]
2024-09-10 / 407 view
出典:http://www.hd-parts.jp/
FLTRX、スタイルにとことん特化このFLTRX [ロードグライド カスタム]は今までのFLTシリーズに“バガースタイル”を取り入れたメーカー独自のカスタムモデルとして人気があり、市場でも注目されている車種である。ちなみに“バガースタイル”とはバイクに搭載されているサイドバッグやケースを装備した車両をカスタムして外装を変えたものである。他にも特徴としてツーリングファミリーの中でデュアルヘッドライトを搭載している事や、カウル装着位置の変更、ヘッドライト前部カバーの撤去など既存の車種とは大きく異なる部分があり、このFLTRX [ロードグライド カスタム]はまさに「スタイルに特化」した車種と言える。また近年アメリカではチョッパーにカスタムを施したFLTRX [ロードグライド カスタム]が非常に人気が高い。
ラバーマウントフレームの起源
FLTシリーズは後のハーレーダヴィッドソンに影響を与えた車種でもある。中でもFLTツアーグライドはダイナファミリー等が採用しているラバーマウントフレームの起源であり元祖といえる。
そんなFLTシリーズが90~98年の約8年間市場から姿を消していた。その一年後、FLTR ロードグライドとして再び市場に姿を現したのである。進化を遂げたFLTシリーズはエンジン、フレームなどを他のツーリングファミリーと同様に大きく生まれ変わって帰ってきた。そして2010年にはFLTRXロードグライドカスタムとツーリング用の装備が充実しているFLTRU103 ロードグライドウルトラが誕生。バガースタイルの「FLTRXロードグライドカスタム」、ツーリングに特化した「FLTRU103 ロードグライドウルトラ」は今も人気のシリーズである。
まさに誰もが思い描くハーレーを実現
FLTRXを「重量級ハーレー」と感じる方もいると思うが、その見た目とは逆に軽やかなハンドリング、そして力強さや安定感を感じさせる走り、まさに誰もが思い描くハーレーを実現している。
見た目の特徴としてロー&ロングというバガースタイルの基本フォルムであり、ファンの間では特に評価されている部分でもある。またスクリーンが従来のモデルと比べてやや低い設計となっており、高速で走行する際は風の抵抗を受けてしまうので注意が必要。デュアルヘッドライト搭載のフェアリング、ストップランプ一体型ウインカーが搭載されているリアエンドも全てFLTRX[ロードグライド カスタム]の魅力と言える。他のツーリングファミリーを知っている人ほど細部までこだわった独自のデザインにぜひ触れてみて欲しい。