FXDS [ダイナコンバーチブル]
2024-12-04 / 878 view
FXDS、初代コンバーチブル
ダイナコンバーチブルは、当時のハーレーダビッドソンが提供するほとんどの機能を有した多彩な一面を持ったローライダーバイク。ハーレーの多数のモデルの中で、最初のコンバーチブルであるFXRSローライダーコンバーチブルは1989に誕生した。
現在のダイナコンバーチブルの原型が1971年に登場したFX スーパーグライドは、ビッグツインでもスポーツ走行が楽しめるモデルとして、FLのフレームとXLのサスペンションを組み合わせた新しいスタイルのモデルだ。
この「FX スーパーグライド」は、現代のダイナ・ファミリーの根幹的モデルであり、1994年に開発されたされた新型エンジン「エヴォリューション」を搭載したツアーリングモデルが「FXDS ダイナコンバーチブル」なのである。
クルーズツアーに最適
発売当初の日本のカタログには、ダイナ・ローライダー・コンバーチブルと言う表記で登場。1994年から2000年まで開発されたモデルの特徴は、エヴォリューションエンジン搭載、キャブレター仕様、5速のトランスミッション、ダイナグライドシャーシ、1999年からは、エンジンをツインカム88ミルに変更となった。
コンバーチブルモデルの特筆すべき点は、取り外し可能なフロントガラスとサドルを備えたクルーズツアーバイクと言うこと。 シート高も低く設定し快適なタンデム走行を実現した同乗者用の背もたれ、オドメーター、トリップメーター、タコメーター、通常の警告灯、さらにガスゲージとスピードメーターが見やすく改良されている。
静かな鼓動と溢れる落ち着き
FXDSコンバーチブルは、1994年にダイナグライドライン登場しツーリングライダーの間で、かなりの人気のバイクとなった。長距離に適したツーリング用フロントガラス(取り外し可能な)を搭載し、伝統的なトップグレインレザーのデザインを施したソフトバッグがスタイリングとしての特徴だ。
1997年モデルから、フレームに剛性力の高いダイナフレームを使用したことで、ライダーにとって剛性のプラットフォームを提供するとともに、エンジンの45度Vツインの振動からライダーを解放し、1340ccエンジンを滑らかにわずかな振動しかライダーに伝わらないようにしている。
シートは調教ライディングに適したフラットでかつ快適さを提供しており、タンデムシートは階段状にデザインされた曲線的な背面へのアプローチに。ツアーリングモデルとして設計されたFXDSダイナコンバーチブルは、簡単に取り外しが可能なフロントガラスとバッグ、そしてラバー搭載された静かな鼓動音のエンジンでゆったりと落ち着き感あふれる走りを実現した。
【概要&スペック】
車両重量(乾燥時) 281kg
総排気量 1337cc
エンジン型式 エヴォリューション
総排気量 1449cc
燃料供給装置 キャブレター
【変速機】
変速機形式 5速
◇スポーツ性を高めたビッグツインのFXDSダイナコンバーチブル2000年モデル
心臓部にはツインカム88
ハーレーダビットソンは、常に完璧なバイク作りを目指して、様々なライダーの満足を勝ち得てきた。その中で、ロングロードツーリングやストリートライドを楽しめる究極のモデルにも力を入れており、走りの違う両方の長所を活かして提供したのが、FXDSダイナコンバーチブル2000年モデル。
FXDSの動力心臓部であるツインカム88エンジンをより剛性を高めたフレームにマウントして新しい5速のトランスミッションにより、確実なシフトチェンジで素晴らしいライディングを約束している。
従来のエヴォリューションエンジンから、ツインカム88を搭載したことで、癖のないスムーズな高速成功を実現した。ブレーキの精度の高さもパワーアップされたモデルに成長したにもかかわらず、素晴らしい制動力を保持。
小気味よい走りとその優れた走行をしっかりと管理するような、エンジンとブレーキの素晴らしい関係をFXDSダイナコンバーチブル2000年モデルは持っている。
28度のブレーキフォークとデュアルディスクのフロントブレーキによって、コンバーチブルな走りを実現し、今までのモデルと同じように、特徴はパワーとパフォーマンスだけではなく、取り外し可能なフロントガラスとサドルを配備し、コンバーチブルならではのロングツーリングの快適さを追求した。
【概要&スペック】
全長×全幅×全高 2381×930×1264 mm
車両重量 (乾燥時) 300kg
総排気量 1450cc
エンジン型式 TWIN-CAM 88
総排気量 1449cc
燃料供給装置 インジェクション
キャブレター形式 EFI
【変速機】
変速機形式 コンスタントメッシュ5速